今回は中東・カタールの首都
ドーハについて🐫
私は初めてドーハを訪れた時、飛行機の上からドーハの景色を見てものすごく感動したのを覚えています。
今は世界中の観光スポットをネットで簡単に見れる時代だけど、上空からの中東の景色を見た事はそれまで一度もなくて。
今まで見た事のない広大な砂漠の世界が広がっていて、その中に点々と家らしきものが見えてきたと思ったら、そこに高層ビル街と綺麗なビーチが現れて。
絵に描いたような砂漠のオアシスっていう感じで、地球上にこんな所があったんだ!って鳥肌が立ちました。
今回はそんなドーハについて。
ドーハのハマド国際空港はカタール航空の本拠地なので、カタール航空を利用する方は乗り継ぎ地になるので必見です🌸
ドーハの気温
ドーハは年間を通して比較的温暖な気候で(年間最高気温は22°以上)、6月〜8月は40度を超える日が続きます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 | 22° | 24° | 27° | 33° | 39° | 42° | 42° | 41° | 39° | 35° | 30° | 25° |
最低気温 | 14° | 15° | 18° | 22° | 27° | 29° | 31° | 31° | 29° | 25° | 21° | 16° |
一年中暑い訳ではなく、冬の時期の夜は少し肌寒いです。
ドーハの天気を調べようと思って、いつも使っているお天気アプリを開いたら見た事のない表示が‥
ほこりって何ww て最初はびっくり。
晴れとか雨とかではなく、1日中ほこり表示でした。笑
かといってほこりがすごかった訳ではなかったけど、風が強いと少し砂埃が舞うみたいですね。
ドーハのベストシーズン
ドーハのベストシーズンは10月〜4月。
この時期の気候は、日本の秋のような感じです。私が訪れたのは2月と5月。
2月は日中は過ごしやすく、夜は少し肌寒いくらいの気温でした。
5月の外の気温は灼熱地獄ってくらい暑かったですが、室内は冷房がガンガンで死ぬほど寒かったので上着も忘れずに。
ドーハの治安
中東と聞くと治安が悪いイメージがある方も多いかもしれませんが、中東ほど国によって貧富の差が激しい所はありません。
ドーハのあるカタールをはじめ、ドバイ・アブダビなどのアラブ首長国連邦やサウジアラビアあたりは “お金持ちの国” 。
(基本的に『治安の悪い地域』というのは貧困層が多い場所でもあります)
カタールは石油などの天然資源が豊富にあるので、桁違いのお金持ちが多いです。
それゆえ治安もかなり良いのでご安心を。
2017年6月に起きた、中東の近隣諸国に国交を遮断された「カタール外交危機」の影響があるかと思われましたが、何事もなく相変わらず治安の良いままです。
物価は高い
カタール自体お金持ちが多い国ですので、物価は高め。
また砂漠の多いカタールではほとんどの物資を輸入に頼っているため、輸入物資や家電製品などはさらに高いです。
ただし観光客向けのホテルなどは全然高くありません。むしろ設備の割に安いと思ったくらいです。
上記のカタール外交危機の際に国交を遮断された影響で一時的に物資の買い占め騒動などが起きましたが、今は以前と特に変わりありません。
空港から市内のアクセス
ドーハのメイン空港であるハマド国際空港から市内へは、車で20〜30分ほどの距離があります。
ドーハには電車がないので(2022年の FIFAワールドカップに合わせて2019年にメトロが開通する予定)、主な交通手段は車になります。
ただし、タクシーは結構割高。しかもクレジットカードは使えないし、街中では意外と台数も少なくて中々捕まらない。
空港から市内への移動にはカーチャーターを利用するか、もしくはドーハ市内のホテルに宿泊するならホテルの無料送迎などを利用するのがおすすめです。
ハマド国際空港内の施設やラウンジについては「ラウンジ一覧と空港に近いホテル」にまとめていますのでぜひ。
ドーハの市内観光
ドーハは意外と見所がいっぱい。
前半は市内観光したりデザートサファリ(砂漠)へ遊びに行って、後半は豪華なホテルでゆっくりするのもおすすめです。
ザ・パール・カタール
Photo:qatarliving.com
高級ショップやレストランが建ち並ぶザ・パール・カタール(The Pearl Qatar)はドーハの大きなショッピングモール。
すごく珍しいデザイン設計ですね!
ドーハらしくておすすめのスポットです。
キャメル・レース・トラック
Photo:tourmet.com
ドーハといえば、ラクダ!キャメル・レース・トラック(Camel race track)では、ラクダのレースを見る事ができます。
競馬ならぬ競ラクダ?
周辺の建物の建設も進み、近い将来ドーハのメイン観光スポットになりそうです。
スーク・ワキーフ
Photo:traveller.com.au
お土産を買うならここ。スーク・ワキーフ(Souk Waqif)。
宝石や香辛料、伝統的な手工芸品などを買う事ができますよ。
かなり大きな市場で、ここに行けばなんでも手に入ります。
イスラム美術館
Photo:qatarliving.com
中東の建築作品を見学できるイスラム美術館(Museum of Islamic Arts)も必見。
内部だけでなく、砂漠のリゾートらしい外観と隣にある海沿いの公園も素敵です。
シェイク・ファイサル博物館
Photo:qia-qatar.com
シェイク・ファイサル・ミュージアム(Sheikh Faisal Museum)には、FBQ(イスラム美術と遺産)博物館・車博物館・カーペット博物館という3つのゾーンがあります。
日本では中々見る事のできない展示物と、中東らしい外観も魅力。
観光ツアーが便利
これら全ての観光スポットを専用の車でまわる事ができるツアーもありますよ。
Doha Day Tourなら、ホテル間の送迎が付いている上にランチ付きでおすすめ。
■ ザ・パール・カタール
■ キャメル・レース・トラック
■ シェイクファイサル ミュージアム
■ スーク・ワキーフ
■ ランチ
■ イスラム美術館
■4時半〜5時:ホテル到着
デザートサファリ
ドーハの砂漠をドライブするデザートサファリも、ドーハを訪れたら絶対に経験するべし。
ホテル間の送迎とBBQランチ、様々なアクティビティーが付いたDesert Safari Day Tourがおすすめですよ。
広大な砂漠を豪快にドライブする楽しいツアーです。
トランジットの観光ツアーも
カタールを利用の方は、乗り継ぎの際に観光ツアーを利用できます。
料金は、市内観光:40カタール・リヤル(約1180円)〜、
砂漠ツアー(トランジットが6時間以上の場合のみ):250カタール・リヤル(約7371円)〜。
くわしくはこちら
観光に関する注意事項
ビザは不要
以前はカタールに入国する際にはビザ(有料)が必要でしたが、2017年8月以降はビザなしで入国できるようになりました。
入国スタンプと一緒に、ビザなしで滞在できる期間の有効期限が書かれたシールが貼られていました。
入国から1ヶ月はビザなしで滞在可能なようです。
露出をさけた服装を
ドーハに限った事ではないですが、イスラム教徒の多い地域では過度な露出は避けた方が良いです。
礼拝堂などを見学する時には、露出が多いと入れない事もあります(ヒジャブなどの衣装を無料貸し出ししている所もあり)
特に女性は要注意。暑い日は薄着になりがちですが、羽織ものはあった方が良いですよ◎
人にカメラを向けない
イスラム圏の人々は写真を撮られるのをすごく嫌がります。特に女性にはカメラを向けたりしてはいけません。
建物などの写真を撮る時は、周りに人がいない事を確認してから撮ってくださいね。
人の多い所ではむやみに写真を撮らないように気をつけてください。
ドーハのおすすめホテル
実はドーハには、ホテルステイを楽しめるいいホテルがあるんです。
ドーハのホテルのいい所は、宮殿のような豪華な造りで、高級感たっぷりな非日常を味わえるようなホテルが多い事。
アラビアンな雰囲気で、まるでアラジンの映画の世界みたいですね。
一番のおすすめはアナンタラ ドーハ。
アナンタラ ドーハ (Banana Island Resort) |
★★★★★ |
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海のど真ん中にぽっかり浮かんぶホテルで、このホテルへ行くには船に乗らないといけないそう。
プライベートビーチがある他、屋外プールとスパ、トルコ風呂まであります。
海の上に位置するので、お部屋はもちろんオーシャンビュー。
ドーハにはリッツカールトンもあります。
シャルク ビレッジ & スパ – ザ リッツ カールトン (Sharq Village & Spa, a Ritz-Carlton Hotel ) |
★★★★★ |
ホテルの詳細を見る |
リッツカールトンは世界各国にある高級ホテルですが、ドーハのリッツカーツトンが一番豪華だと思います。
宮殿のような豪華な造りと、アラビアンな雰囲気が魅力。大きなプールがあるのもいいですね。
空港直結ホテル
ドーハ空港内にある空港直結ホテルは1軒だけあります。
オリックス エアポート ホテル (Oryx Airport Hotel) |
★★★★ |
アクセス:ドーハ空港内 スパ・屋内プール・フィットネスあり |
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入国審査を通る前にあるホテルなので、入国せずに宿泊できます。
24時間対応のフィットネスやスパ・屋内プールも完備されています。
空港送迎無料のホテル
空港から市内へは車で20〜30分かかるので、無料空港送迎のあるホテルに泊まるのもおすすめ。
コンコルドホテル ドーハはカタール航空が出資しているホテルです。
コンコルド ホテル ドーハ (Concorde Hotel Doha) |
★★★★ |
空港送迎:無料(要予約) フロントデスク:24 時間対応 深夜のチェックイン:OK 平均予算:8,000円〜 |
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カタール航空で遅延や欠航が発生した時に無償で手配されるホテルで、リーズナブルな価格帯のホテルの中では一番おすすめ。
その他、空港無料送迎のあるホテルでおすすめなのはこちらの2軒。
クラウンプラザ ドーハ (Crowne Plaza Doha) |
★★★★ |
無料送迎のあるホテルの中で最も空港に近い。 空港送迎:無料 スパ・屋外プール・フィットネスあり |
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モーベンピック ホテル (Movenpick Hotel) |
★★★★ |
空港シャトルバス:無料 お部屋から海が見える所もポイント。 スパ・屋内プールあり |
ホテルの詳細を見る |
ドーハのお土産
ドーハのお土産はショッピングモールや市場でも買えますし、空港にもお土産ショップがたくさんあります。
民芸品・民族衣装
カタールらしい、砂漠の国らしい民芸品や民芸品が多いです。
ラクダの置物やカラフルな柄のストール&洋服、アラビアンな食器や雑貨などもあって可愛いです。
食べ物系のお土産は、ラクダの絵がチョコが多かったです。
ゴールド
金(ゴールド)が売られているお店も多いです。お金持ちの国らしいですね笑
金のお店は空港内にもあります。
お金持ちそうな中東系の方がたくさん購入していて、いつも賑わっています。
ドーハの食べ物
カタールはインドに近いので、やっぱりカレーがメインの食事のようです。
イスラム教徒が多いので、お肉を使わないビーンズカレーやベジタリアン向けの料理が多かったです。
私たちは羊のカレーを食べましたが、まろやかで美味しかった!
その他にはクスクスやケバブなども人気のよう。カタール料理は美味しいです。
ちなみに中東はイスラム教徒が多い地域ですが、カタールは外国人観光客の飲酒は認められているのでお酒を飲んでも大丈夫。
ドーハとドバイの違い
よく聞かれる質問、
ドーハとドバイの違いって何?
ドーハとドバイどっちが楽しい?
などなど・・。
どっちも行ってみましたが、観光をメインにアクティブに行くならドバイ、観光しつつのんびりすつならドーハですね。
なんだか似ているようで全然違う。
実はカタールは2017年6月からドバイをはじめとした近隣諸国に国交を遮断されている状態で、
ドバイからドーハ行きの直行便フライトは今は全て運休しているし、カタール国民のUAE入国は禁止されています。
ドバイとドーハは仲良くはないですね。
中東の主な航空会社といえばこの3社。
ドバイを本拠とするエミレーツ航空
アブダビを本拠とするエティハド航空
どれも世界トップクラスに評価の高い航空会社です。
権力でいったらアブダビ>ドバイ>カタールって感じですかね。
豊富な石油資源を持つアブダビにお金を借りたりしながら観光大国に成り上がったのがドバイ。
カタールはイランなどの国との繋がりが強く、今は近隣諸国に国交を断絶されているので外交の面では孤立状態です。
個人的に一番好きなのはドーハ。
イスラム教徒の多い国の中では一番自由かな?という感じがします。
それが国交断絶にも繋がったのですが。
観光客にとっては楽しみやすいし、向こうも『観光客ウエルカム!』って感じです。
なぜ国交断絶されたのか?
2017年6月5日、サウジアラビアを中心としたペルシャ湾岸諸国・エジプトをはじめとしたアフリカなどのイスラム国家の一部がカタールとの国交断絶を決めました。
(『2017年カタール外交危機』といいます)
その理由は、サウジアラビアと対立するイランと仲良くしたりムスリム同胞団に支援をしたから。
イスラム地域の規則を守らない事(外国人は飲酒OKなど)も理由の一つだそう。
国交を断絶された国の上空を飛行する事や輸出入も禁止されていて、カタールに制裁下されています。
かといって戦争が起きるかといったらそういう訳ではなく、あくまで外交が遮断されているという状態。
ただし、そのうち本当に気軽に観光できる場所ではなくなってしまう可能性も無きにしもあらず。。
行くなら今のうち!だと私は思います。
おわりに
ドーハは中東の中でも治安が良く、個人的には最もおすすめの国。
中々ドーハだけを目当てに旅行へ行く機会は少ないかと思いますが、
カタール航空を利用して旅行する際に乗り継ぎ地になるので、トランジットに時間がある際はぜひ観光してみてくださいね。
ではでは🌸