5月8日はフランスの戦勝記念日。
この日にはフランス国内の各地で戦勝記念パレードが行われます。
ゴールデンウィークにちょっと長めの旅行に行かれる方はちょうど観る事ができると思うので、観光ついでにぜひ。
5月8日はフランスの祝日
5月8日の戦勝記念日(Victoire du 8 mai 1945)は、1945年から続くフランスの祝日。毎年必ず5月8日はお休みです。
この日は第二次世界大戦で連合国がドイツを降伏させた、第2次世界大戦戦勝記念であり「勝利の日」。
別名VEデー(Victory in Europe Day)とも呼ばれています。
休日でもパリなどの観光地にあるお店はほとんどお休みにならないので、いつも通り楽しめますよ。むしろ街に活気があって普段以上に楽しいです。
ただしフランスの地方へ行くとお店が休業していたり、公共機関が運休している事もあるので注意です。
戦勝記念日のパレード
5月8日はフランス国内で勝利を記念パレードが行われています。
私はパリのノートルダム大聖堂の近くのストリートでこのパレードを観ました。
何頭の馬が歩いているのかわからないほど延々と続く行列。かなり迫力があります。
凱旋門にはフランスの国旗が掲げられ、シャンゼリゼ通りのあたりも通行止めになります。
この日は無名戦士に献花される日でもあるそう。戦士した人を弔う目的もあります。
こういう行事を見ると、フランスは勝利国なんだなあとつくづく思いますね。
2015年に起きたパリ同時多発テロ以降、こういったパレード一つとっても厳戒態勢が敷かれていて、警察や警備隊が総動員して警備にあたっています。
パリの主要観光スポットの近くで行われるので、観光がてら観てみてください。
GWの祝日《メーデー》
実は5月1日もフランスの祝日。
この日はメーデー(Fête du Travail)と呼ばれる労働祭で、この日はみんなお仕事をしません。
この日にもフランス国内で労働組合によるパレードが行われる他、幸運を願って親しい人にすずらんの花(muguet)を贈るという風習もあります。
なんだか素敵ですね( ´ ▽ ` )
メーデーと呼ばれる「国際労働者の日」は元々アメリカで始まったものですが、フランスのメーデーは正式には労働祭ではなく有給休日と呼ばれるもの。
メーデーには公共機関も運休する地域もあるので、電車の移動ができないエリアもあるので要注意です。
実はフランスでは、祝日に仕事をすると通常の2倍の給料を払わないといけないという決まりが労働法で定められています。
祝日は絶対に働かなくていい&働いたらお給料2倍なんて最高ですね( ´ ▽ ` )
フランス人は旅行好き
ゴールデンウィーク+少しお休みを取って長めに旅行へ行く方は、せっかくならパレードも楽しんでみてください( ̄▽ ̄)
ちなみに2017年の5月8日は月曜日だったので、フランスは土日月と三連休でした。
フランス人は旅行が好きなので、少しでも連休があると皆旅行に出かけます。
フランス南部のビーチリゾート・ニースなど国内旅行へ行く人が多く、連休になるとフランスの空港はかなり賑わいます。
連休中は普段以上に街に活気があるので楽しいですよ。
次は2020年の5月8日が金曜日なので、また三連休になります。
フランス旅行へ行かれる方はぜひ。
ではでは🌸