ご覧いただきありがとうございます!
ライターのつばさです。
海外旅行、興味はあるけど行ったことない・・・という方は、
踏み出せない理由のひとつに
もしトラブルに遭ったら?
というのがあるのではないでしょうか?
海外に行けば日本と同じように行かないことも多々あるし、
ましてや言葉が通じない中なにかあったらどうしたらいいか分からない。
そんな不安に対して、私の実体験を少しでも参考になれば・・・
と思い、今回は盗難やスキミングにあった時の対処法をご紹介させていただきますね!
海外保険には必ず加入
まず海外に行くときに必ずして頂きたいのが、海外保険への加入。
数日であればクレジットカード付帯の海外保険でもいいと思います。
(カード会社や契約内容によって異なるので、渡航前に必ず確認してください。)
ただこの場合、大きなケガや病気をした際、病院での支払いはキャッシュレスではなく、一度自分で負担する必要があるので要注意です。
ですので、数日の場合でも不安がある方は海外保険に加入して行きましょう!
また、自分が器物破損や事故の加害者になってしまう可能性もゼロではありません。
もし保険に入っていなかったら数億円の弁償・・・なんて話もあり得なくはないわけで。
せっかくの旅行も、そんなことがあったら台無しですよね。
色んな事を含めて、数か月や長期での場合は保険に加入しておくことを強くおすすめします。
実際あたしもチェコで盗難、そしてブルガリア、コロンビアではスキミングの被害に遭っています。
こちらの記事も是非。
盗難の被害に遭ったら?
さっそくですが、
盗難にあったら?から。
まず盗難にあったら。
焦らないこと◎
もう起きてしまった事は仕方がありません。
ですので、まずはやるべきことを落ち着いてやりましょう。
①クレジットカード会社に電話
もしカードを盗まれたら、1番にカード会社に連絡してカードを止めましょう。
②現地の警察に行く
警察に行き、盗難届をだし、ポリスレポートを書いてもらいましょう。
いつ、どこで、どのように、何を盗まれたか。
そのものの特徴(色など)や金額なども問われたりします。
③保険会社に連絡
海外保険に入っているなら、加入している保険に問い合わせる。
状況を話し(②と同様の質問があります)、
今回の事が保険対象になるか、また、必要書類ややるべき事を聞きましょう。
④パスポートを盗まれた場合は日本大使館へ
パスポートが盗まれていたら、日本大使館でパスポートの再発行手続きをする必要があります。
在外交官リストはこちら。
パスポート再発行に必要な書類は
・盗難が確認できるポリスレポート
・証明写真2枚(パスポートサイズ3.5×4.5cm)
・再発行手数料(チェコの場合10年のもので3800CZK=約2万円)
※ パスポートコピーがあるとスムーズです。
大使館に行って再発行をお願いすると、再発行のための資料2部と、
帰国した際に戸籍謄本の原本を送ります。という誓約書を記入するよう施されます。
場所によっては数日かかることもありますが、
チェコの日本大使館で申請した際は30分もしないうちに発行が完了しました。
すぐ帰国したい場合は「帰国のための渡航書」を
パスポートを紛失してしまったけど、緊急に日本に帰国する必要がある時やパスポートの新規発給申請する余裕がない時に限り、パスポートに代わる書類として「帰国のための渡航書」が発給されます。
渡航書は一回限り有効で、帰国途中に他国への出入国手続きには使用する事はできません。
また、渡航書発給の前には「紛失届」を提出し紛失したパスポートを失効させる必要があります。
申請に必要な書類
2.警察署発行の紛失・盗難証明(焼失の場合は、消防署発行)又は届書
3.写真(縦4.5㎝×横3.5㎝) 2枚
4.本人確認のための書類
5.渡航書発給申請書 1通
6.日本国籍が確認できる書類(戸籍謄本、船員手帳等)
7.航空券(あるいは搭乗日、便名、経由地が確認できる航空券予約確認書)
※ 本人のみが受領できます。
保険会社とのやりとり
私は世界一周者には有名な損保ジャパンの金子秀人損害生命保険事務所に加入していました。
渡航期間が数か月と長い場合や、行く地域が決まっているならAIUもおすすめ。
金子さんに事件後すぐに連絡したところ、
「盗難に関しては損保ジャパンの海外ホットラインに電話してください」との事だったのでイギリス支社に連絡。
その後、保証金を海外で受け取るか、帰国してから請求するか選択しました。
あたしは海外での受け取り希望だったので、以下の書類ををイギリスに送りました。
【提出書類】
・保険金請求書(発病日/事故日、症状/事故状況を詳しく記入したもの)
・警察の事故証明書、事故届出番号、警察署の情報
・パスポート再発給に掛かる費用の領収書
・損害品明細書
保険では、盗難にあったものの他に
予定ではかからないはずだったパスポート再発行にかかる宿泊費や大使館までの交通費、
パスポート再発行手数料など合わせて5万円まで請求が可能。
これは本当にありがたい。海外保険に入っていて本当に良かったです。
問い合わせのメールの返信も早くて助かりました。
持って行った方が良いもの
日本にいてもそうなのですが、海外にいると予想もしなかった事が起こり得ます。
保険に入らず長期旅行される方もいますが、個人的にはきちんと海外保険に加入されてご出発なさる事をおすすめいたします。
入院したら莫大なお金がかかる場合がありますし、家族などに迷惑をかけないためにも!
あと、日本から持って行った方がいいものは
・パスポートのコピー
・加入している保険証券のコピー
・カメラなど新しく買ったものがあれば領収書(持っていかなくても、日本の家に保管おきましょう!)
そしてもし、旅を続ける事を決めたなら。
今まで以上に注意しつつ、
あとは思い切り旅を楽しむこと!!!!!
決めた以上は切り替える!!!!
悔しいですが、いい勉強と捉えましょう!笑
スキミングに遭ったら?
お次はスキミングについて。クレジットカードを使用する方は必見です。
スキミングって?
スキミングとは、簡単にいえばクレジットカードの情報を盗み取って悪用する事。
“スキマー” と呼ばれるカード情報を読み取る特殊な装置でクレジットカードやキャッシュカードから情報を抜き取り、それを基にして作った偽造カードで現金を引き出す手口が一般的。
スキマーは非常に小型でどこにでも仕掛けることができるので、巧妙に仕掛けられたスキマーを見つけることは困難と言われています。数十年前は一般人がスキマーを入手することは困難でしたが、現在は秋葉原に行けば普通に売られていて、数千円も出せば買うことも可能です。
カード社会であり、海外では特に便利なクレジットカードに潜むトラブルがこのスキミング。
私もブルガリアでは20万、コロンビアでは10万円ほどの被害に遭いました。
恐らくどちらも、ATM利用時に情報を抜かれたものだと思います。
海外でATMを利用する際、カード差込口が黄色や緑のライトが点滅しているものは一般的にスキミング対策してあるものと言われていて、
あたしもライトがついているものを選んでいましたが、被害にあってしまいました。
スキミングされた事はどうやって気づく?
あたしがブルガリアで遭った時に使っていたのはデビットカードと言われるもの。
デビットカード(英: debit card)とは、預金口座と紐付けられた決済用カード。
金融機関(一般的に銀行)が発行し、このカードで決済すると代金が即時に口座から引き落とされる仕組みですぐに残高が分かるので、思ったより使いすぎた!ということがなく世界一周やワーホリなど長期海外では役立つカードです。
(クレジットカードはこの逆で、後からお金を支払う仕組み。一時的にお金を借りている状態なので、クレジット:信用 カードと言います)
私の場合は使ったらすぐにメールが届くように設定していたので、使ってないのに立て続けに3件引き落としの通知が来たおかげですぐに気づくことができました。
2回目のコロンビアではデビットカードでなく普通のクレジットカードだったため、2ヶ月後の請求書の明細をみて気づきました。
問題点と対処法
基本的にはスキミングに遭ったと分かった時点でカード会社に連絡をすれば、
数か月後に審査を終えて証明されたら金額は全て返ってくるので、個人的にそこまでスキミングに対して心配することはないと思うのですが、問題が1つ。
スキミングされたカードは使用不可になってしまうということ。
カード会社に止められてしまって使用できなくなってしまうので、渡航する際は複数枚カードを持ってくことをおすすめします。
基本的に海外で同じカードを再発行することは極めて難しいです。ちなみに私はデビットカードは家族に依頼して再発行を日本でしてもらって違国で受け取りましたが、手続きなどがすごく大変だったのでおすすめはしません。
スキミングは気づくのが遅すぎると返ってこない場合もあるようなので、きちんと明細などで常々ご確認を。
最後に。
クリスマス時期は世界的に盗難が多発すると言われる時期。
せっかくの楽しい旅行に嫌な思い出を残さないためにも、十分気をつけてくださいね♪