アイスランドにある世界最大の温泉、BLUE LAGOON(ブルーラグーン)。
アイスランドの人気観光スポットの一つです。
ブルーラグーンには、共用エリアとは別にプライベートゾーン「RETREAT SPA(リトリートスパ)」があります。
著名人や有名人も多く利用するため、リトリートスパ内では写真撮影一切NGという厳しいルールがありプライバシーが徹底的に守られています。
リトリートスパ内はとても広く、空いていて快適で、共用エリアにはないトリートメントルームなどがあります。
もちろん共用エリアに行く事もできます。
料金はびっくりするくらい高いけども・・w
その金額も納得できるくらい贅沢で優雅な空間でした。とってもおすすめ!
リトリートスパとは
ブルーラグーンは、共用エリアのブルーラグーンとプライベートゾーンであるリトリートスパに別れています。
リトリートスパは共用エリアと何が違うのか、どんなメリットがあるのかをメモしておきます。
1. エントランスから違う
リトリートスパはまず入口から違う。
ブルーラグーンに入館するとすぐ、予約したコース別に別れたレーンがあるので案内に沿って並びます。
その後一組につき一人のスタッフさんが案内してくれて、裏ルート(?)を通ってリトリートスパ専用入口へ向かいます。
2. 専用チェックインカウンターがある
チェックインはリトリートスパ専用のチェックインカウンターで行います。
飛行機でいったらビジネスクラスやファーストクラスみたいな感じなのかな。共用エリアはかなり混雑するのですがこちらは空いていてスムーズです。
こちらはリトリートスパのロビー。
予約時間より早く着いてしまっても、早めにチェックインできました。
チェックインの際には腕時計型のキーを受け取ります。これで施設内での飲食の支払いなどもできます。
3. 個室完備
リトリートスパの利用客には一組に一部屋ずつ個室が用意されています。
このお部屋には着替えるスペースだけでなくシャワーや洗面台、ドライヤーまで何もかも揃っています。
専用のバスローブ
ヘアアイロンまであります
館内で利用できるビーチサンダル
ティッシュや綿棒をはじめとしたアメニティ類はもちろん、何でも一通り揃っています。リトリートスパを利用するなら手ぶらでも大丈夫そう。
個室は2部屋に分かれていて、奥の部屋はシャワールームになっています。
すごく綺麗で清潔。
4. アメニティがすごく良い◎
リトリートスパの個室にはBLUE LAGOON専用のアメニティが用意されていて、これが良かった!
使い心地はもちろん、香りがすっごく良くて。本当に良い香りなんです。まさに高級スパそのもの。
お部屋に用意されていたアメニティを全部集めたらこんなにありました。
ミストと保湿クリームは顔にも使えます。
もちろんお持ち帰りできます。お家に帰ってかもブルーラグーンの香りに包まれて至福の時間でした。
ちなみに、空港にあるブルーラグーンのショップで同じものを買うと1本3,000円以上します。
5. 施設内は写真撮影禁止
リトリートスパの施設内では写真撮影が一切禁止です。(共用エリアは撮影OK)
これだけSNSが普及している今の時代だからこそ需要があるシステムかも。
試しに写真を一枚撮ってみたら3秒でセキュリティが飛んできました←
※リトリートスパのプールエリアには監視カメラがたくさん付いていて、常に監視しているらしい
それくらい徹底していて、完全なプライベート空間が保たれています。
完全プライベート空間が死守されているからか、リトリートスパ内には他人の写真に写ってはいけないであろう一目見ただけでお金持ちだと分かるような信じられないくらいのオーラを纏った人がちらほらいておったまげました。
6. スパエリアがとても豪華
リトリートスパの温泉はすごく広くて快適でした。
Photo:bluelagoon.com
共用エリアは大きな温泉が一つあるのに対し、リトリートスパはいくつかのゾーンに分かれています。
だからリトリートスパの温泉ではあまり他のお客さんに鉢合わせない&プライベート空間を楽しむことができます。
大きな岩の壁に囲まれているので、なんだかディズニーランドのアドベンチャーランドの一角みたいな造り。
7. ボディ用トリートメントルームがある
リトリートスパには専用のボディ用トリートメントがあり、全身泥パックが体験できます。
Photo:Bluelagoon.com
共用エリアにも泥パックが用意されているのですが‥この泥パックの質感が100倍くらい違う。
リトリートスパのものはすご〜く滑らか。
リトリートスパにはこれに加えさらにパック前のスクラブも用意されています。
使用方法はトリートメントルームにいるスタッフが教えてくれますよ。
8. サウナや休憩室もある
リトリートスパにはサウナが1ヶ所、休憩室が2ヶ所ほどあります。
これは海外の温泉あるあるだと思うのですが、海外の温泉って日本人からするとちょっとぬるい。
私たちは真冬に訪れたので、温泉に入ってもすぐ体が冷めてしまいサウナにすごく助けられました。
休憩室には無料のお水も用意されています。こちらはレモン水・ライム水・キュウリ水?
他にもハンモックやチェアなどが用意されていて、リラックスできるスペースもあります。
休憩室は暗くて静かでなんだかいい香りがして、癒される空間でした。
9. 食事もできる
リトリートスパの利用者は、リトリートスパ内のカフェ&レストランが利用できます。
ここはリトリートスパ利用者とホテルの宿泊者しか利用できないそう。
メニューは前菜〜メインまで幅広く揃っていました。
10. ドリンクが一杯無料
リトリートスパはワンドリンク無料のサービス付き。
ドリンクは上記の【9】で紹介しているカフェ&レストランで頼むか、温泉内でも注文できます。(温泉内で飲んでもOK)
温泉でシャンパンを飲みました。
広い素敵な温泉でシャンパンとはなんて優雅な。
通常なら1杯2,000円以上するモエ・シャンドンも無料でした。
11. セキュリティ万全で安心
こんなセレブ感満載のスパで、なんと私は盛大に足を滑らせ大きな水しぶきを上げながら温泉に落ちましたw
この一部始終が監視カメラに映っていたらしく‥
3秒でセキュリティが飛んできました。笑
セキュリティのスタッフさんはAre you OK !?っと心配そうに聞いてくれた後、怪我がなく楽しんでいるならオーライだよ、と優しい笑顔で言って去っていきました。
ちなみに共用エリアには監視カメラはないようですが、4人くらい見張りのスタッフが立っていました。
溺れても安心(?)
12. 客層が良く静か
それはもう当たり前だろ〜と突っ込みを受けるかもしれませんが、リトリートスパはとても客層が良い。
すごく静かでゆったりとしています。
リトリートスパはかなり料金が高額な割にはお客さんが結構いますが、大金を払ってでもプライベート温泉を楽しみたい・他人に写真を撮られたくないというVIPがこの世には割と多く存在している模様。。
13. 共用エリアも利用可能
ブルーラグーンの共用エリアももちろん利用可能。
境目はオートロックになっており、手首に巻いたキーで開けて進みます。
リトリートスパのバスローブやサンダルのまま行っても大丈夫です。
リトリートスパとはまた雰囲気が全く異なりこちらも楽しいです。
15. お見送り&写真撮影
リトリートスパの利用が終わったら、時間内にチェックアウトを済ませます。
その後はアイスランド人の可愛いスタッフさんが出口まで案内してくれました。
アイスランド旅行はどうだったか、どこへ遊びに行ったかなどたくさん話しかけてくれて、日本のスパに遊びにきたような気分になりました。
リトリートスパ内での写真撮影は禁止ですが、帰り際にブルーラグーンを見渡せるスポットで写真を撮ってくれます。
リトリートスパの料金
リトリートスパは世界トップクラスの温泉施設ですが、その料金もトップクラス。
リトリートスパの利用時間は4時間。
4時間温泉に入っただけで、料金はなんと・・二人で7万5千円!
想像以上の衝撃的価格!笑
(利用料金一人€250+バス代が往復€40)
アイスランドは世界一物価が高いのである程度は予想していましたが、想像を遥かに上回っていました。
共用エリアの料金は利用料金一人€86+バス代€40=二人で€252(約32,760円)ですので、およそ倍になりますね。
共用エリアでも高いと思いますが‥
でも、リトリートスパにはそれだけの価値があると思います。
施設やアメニティの充実度、プライベート感、全体的な満足度。
それでも日本円の感覚で考えるとやっぱり高いけど。世界一物価の高いアイスランドなのでね。
おわりに
今回なぜ高い金額を払ってリトリートスパを選んだかというと・・
結婚式準備に追われてハネムーン準備が遅れ、気がついた時にはブルーラグーンは完売でした。
※半月前には完売していたので、これから予約を取る方はお早めに。
私は「リトリートスパはあまりにも高いからやめよう」と逃げ腰でしたが、主人は
「アイスランド自体、一生に一度しか行けないかもしれないんだから高くは感じない。経験はお金以上の価値がある (?)」
みたいな石油王みたいな事を言ったので行くことになりました。
結果、行って正解でした。
ブルーラグーンも良かったけど、リトリートスパを選んで良かったなと思いました。
アイスランドを訪れるなら、せっかくならのんびりゆったりと贅沢してみるのもおすすめです。
ではでは。