こんにちは!
ライターのTsubasaです。
今回はご質問頂いていた、海外でのお金の持ち歩き方とお金の管理方法について。
世界一周旅行をした時もこんな風にお金を管理していました。実際にあったお金に関するトラブルについても書きました。
旅行の仕方も人によって違うと思いますが、一つの参考になれば嬉しいです。
海外旅行でのお金の持ち方
まず、海外旅行に持って行くお金もしくはお金に替わるものといえばこちら。
✔️現金
✔️クレジットカード
✔️国際キャッシュカード
それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
現金 | クレジットカード | 国際キャッシュカード | |
---|---|---|---|
使いやすさ | ◎ どこでも使える | ◯ お店や金額によっては使えない場合もある。 | △ 国や地域によってはATMがほとんどない所もある。 |
安全性 | △ 大金を持ち歩くのは危険。 盗まれても保証は効かない。 | ◯ スキミングの可能性はなくはないが、 基本的に補償されるので問題なし。 | △ ATM利用時には注意が必要。(後ほど詳しくご説明します) |
手数料 | △ どこで両替するかで金額に差がでる。 | ◎ 実は手数料は一番お得。 | △ 手数料+ATMの引き出す手数料がかかるので 手数料がかなり高くなる事も。 |
保証 | なし。全て自己責任 | カード会社の保証があるので安心。 | 銀行の保証がある。 保証内容は銀行によって異なるので要確認。 |
その他 | 偽札にも注意が必要。 | なくすと再発行が手間&時間がかかる。 海外保険も付帯されていて安心感もある。 | 紛失した場合再発行が手間。また、時間がかかる。 |
お金(現金)はいくら必要?
現金をいくら用意して、カードは何枚持っていけば良いのか・・。
行き先によっても必要な金額は異なりますし、旅のスタイルによっても何をどのくらい持っていくかは変わってきます。
参考までに現金やカードをどれくらい持っていけば良いかまとめてみました。
ハワイ・アメリカ・ヨーロッパ
例えば、ハワイやアメリカ・ヨーロッパへ行くなら基本的にはクレジットカード支払い+多少の現金(チップやバス代用など)があればOKです。
※ヨーロッパのクリスマスマーケットの時期は現金を多めに用意しましょう
このあたりはほぼどこのお店でもクレジットカードが使えると思っておいて良いと思います。
全てクレジットカード決済にすれば、一週間の旅行で現金は1〜2万円しか使わない事もよくあります。
アジア
アジアへ行くならクレジットカードを使用するか、もしくはクレジットカードのキャッシング(ATM)機能を使って現地で現金を引き出して使用するのがおすすめ。
屋台やゲストハウスでは現金しか使用できない事が多いです。
アジアの中でも都心部やビーチリゾートはほぼどこでもクレジットカードが使えるので、現金とカードを上手く組み合わせて使うのがおすすめ。
南米
南米は現金しか使えない所が多いです。
南米へ行くなら、クレジットカードのキャッシング(ATM)機能を使って現地で現金を引き出して使用するのがおすすめ。
また、1カ国滞在ではなく長期で周遊する場合は、現金を多く持って行くよりも
クレジットカードのキャッシング機能を使って現地で使う分だけ降ろす方が、ずっと大金を持ち歩くより安全な上に結果的に安上がりになったりします。
クレジットカードは何枚必要?
海外旅行へ行く時、私はいつもクレジットカードを3枚は持って行きます。
これまで46カ国周って来て、一番使えると感じているのがVISAカード。
ATMで降ろす時も、ショッピングの際も一番受け入れが多いように思います。
なので3枚持って行くとしたら2枚はVISAカード(あれば1枚はデビッドカード)、
もう一枚はマスターカードかアメックス。といった感じ。
1枚しかないという方はVISAカード+少し多めの現金を持って行くと◎。
トラブルに備えカードは複数持参
なぜクレジットカードを複数枚持って行く方がいいかというと、カードトラブルが起こる可能性があるからです。
海外ではカードを通す機械が壊れているお店もよくあります。閉店間際だとカード利用を断られることも(笑)
ATMにカードが吸い込まれる
頻繁ではないですが、たまにあります。ちなみに私はまだ一度もない。
限度額を超えてしまう
旅行中にカードを使いすぎてしまって限度額を超えてしまい、これ以上使えないという凡ミスを起こすことも・・
スキミングをされてカードをカード会社に止められる
過去に経験あります。笑 詳細はこちら
トラブル例を挙げるとデメリットが多いようにも感じて怖いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱりクレジットカードは本当に便利。
よっぽどの事がなければトラブルは起きないので、普通に利用していれば特に問題はありません。
カードを持って行く前の確認事項
海外にクレジットカードを持って行く際に事前に確認すべきことをまとめました。
①海外キャッシングの設定を確認
自分のカードが、海外キャッシング機能を使える設定になっているかを事前に確認してくださいね。
前に1度、キャッシングが使えない設定になっていた事に気付かずカードを持って行き、現地ででお金が降ろせなくて大変だったことがあります・・笑
②自分のカードの限度額はいくらか?
クレジットカードの利用可能額と利用可能残高は出発前に必ず確認を。
限度額が少なく、利用可能額以上に使ってしまいそうな場合はカード会社に連絡すれば一時的に利用額を引き上げることもできます(年収などにもよる)
ハネムーンなどの特別なイベントがあることを伝えるとほぼ確実に引き上げ可能。
すぐに引き上げできることもあれば、審査に2〜3週間くらいかかることもあるのでお早めに。
③有効期限が切れていないか?
クレジットカードの有効期限が切れていて使えなかったなんて、初歩的なミスをおかさないように・・笑
上の2点に関してはweb上でも確認できますし、分からない場合はカード会社に問い合わせすればすぐわかります。
デビットカードも便利
クレジットカード持つのがちょっと不安、という方はデビットカードを1枚持つのがおすすめです。
クレジットカードは後からお金が引き落とされるのに対し、デビットカードは利用した時にその都度引き落とされるシステム。
日本に帰った後にカードの請求額に怯えることもありませんし、残高が明確になるのでお金を使いすぎることもありません。
引き落とし時にレートが上がっていて、思っていたより引かれていた!なんてことももちろん無し。
クレジットカードと比較してみるとこんな感じです。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
支払い方法 | 即時、その都度支払い | 後払い(月に1度) |
支払い回数 | 1回払いのみ | 1回、2回、分割、リボ払い、ボーナス払いなどあり |
利用可能額 | 預金口座の残高及び利用限度額の範囲内 | 審査の結果による利用限度額の範囲内 |
キャッシングなどの借り入れ | 不可 | 可能 |
海外での引き出し | 預金口座の出金として可能 | 借り入れとして可能 |
*ごく一部の地域ではデビットカードしか使えないATMもあります。
ATM利用時の注意事項
①なるべく路面に設置されているATMより、銀行内にあるものを使いましょう。
路面のATMだと(特に1人の時)下ろした瞬間に後ろから現金を奪われたり(知り合いでこの被害に遭った人が何人かいます)
誰かと一緒にいる場合は、背中合わせで周りに注意を払ってもらいましょう!
ATMに吸い込まれてしまった時に対処がスムーズ(ですがその場で返ってくることはほぼないです。)
②ATMの差し込み口が緑や黄色のライトが点滅されているか確認しましょう。
カードの挿入口に緑や黄色の光が点滅しているATMは、スキミング対策がされているものです。
(私はルーマニアとコロンビアで点滅さているものでもスキミングされたことはありますが、点滅していないものより安全。)
*スキミングとは、カードの情報が抜かれ不正利用されてしまうことです。スキミング被害に遭った場合は一旦カードが止められ再発行が必要となり、不正利用されたお金は審査を経て数ヶ月後に返って来ます。
③なるべく一度におろせる限度額マックスで降しましょう。
ATMを利用する度に手数料がかかります。
いくら降ろしても手数料は変わらないことが多いので、少額を何度も降ろすよりか使う分を考えてなるべく降ろす回数を少なく降した方がお得。
ちなみに手数料は国や地域、ATMの種類によっても変わって来ます。
カードを入れて進むと引き落とせる最大の金額、さらに進むと手数料が表示されるので、手数料が高い場合はそこでキャンセルするのもあり。
節約したい方はいくつかATMを試して安い所で降ろしても◎。
手数料を安く済ませる裏技としては、スマホで『都市名+ ATM 手数料(例:バンコク ATM 手数料)』など検索すると、手数料無料や安いATMを書いてくれているブログなどを見つけることができるので使う前に確認すると良いかも。
どこで両替するとお得?
海外旅行中級者以上は、両替する際に空港ではなく現地の両替所を利用している人が多いです。(国や地域によっても変わります)
これについてもバックパッカーや世界一周旅行者が、レートの良い両替所の情報をブログに書いてくれてることが多いので『都市名 両替所 オススメ』などで調べてみてください。
ちなみに両替所は場所によってはパスポートが必要となるので必ず持参しましょう。
両替する時の注意点としては・・
①その国の通貨をきちんと把握
自分が両替したい額がいくらになるのか把握しないまま両替すると、後になってぼったくられていた!!なんてこともあるので要注意。
通貨によっては単位が大きくて計算しにくいこともあります。例を挙げるとベトナムの通貨「ベトナムドン」。
例えば、20,000ドン。これが日本円でいくらかわかりますか?
正解は約100円です。
つまり、10,000円換金すると2000000ドンになるんです。
②その場で全額数えて確認を!
両替所のスタッフが、お札を数えるフリをして何枚か騙し取るというトラブルもよくあります。
その場でしっかり確認しないと、両替所を離れて確認してお金が少なかったとしてもどうしようもできません。
後から抗議しても「ちゃんと渡したよ!」と言われて泣く泣く諦めることになりかねないので必ずその場で確認を。
通貨計算にオススメのアプリ
簡単に外国の通貨を日本円に計算したい時には『currency』というアプリがおすすめです。
今のレートで即時に換算してくれて便利!
例えばベトナムで買い物するときに、値札に68000ドンと表示されていたら、ベトナムドンの欄に68000と入力すれば日本円でいくらなのかすぐに分かります。
このアプリは両替するときにも便利。
両替したい分の金額を入力して、今のレートに対して換金してくれるレートが良いか悪いかもわかりますし、ぼったくられるリスクも軽減するのです。
wifiやネット環境がある所で最新のレートにアップデートしてくれますが、アプリ自体はオフラインでも使えます。
日本を出発する前に、渡航先の国の通貨を追加しておきましょう!
おわりに
今回は私の海外旅行先でのお金の持ち歩き方について考えてまとめてみました。
少しは参考になったでしょうか?
皆様の旅先でのお金の不安が少しでも解消され、楽しい旅行ができますように!