真冬のノイシュヴァンシュタイン城へ行ってきました ( ´ ▽ ` )ノ
雪の中のノイシュヴァンシュタイン城は本当に本当に綺麗で、まるで絵本の世界のような美しさでした。
絶景のノイシュヴァンシュタイン城を見るなら1月〜2月が最もおすすめ!
ただし、冬場はツアーが催行していない事も多く、麓の街からお城までのバスも運休しているので注意が必要です。
実際に訪れた際の情報を元に、ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城への行き方&チケットの購入方法・冬の旅行の際の注意点など色々な情報をメモしておきます❄️
ノイシュヴァンシュタイン城への電車での行き方
ミュンヘン中央駅〜ノイシュヴァンシュタイン城へは電車とバスを乗り継いで片道約2時間半。
こう書くと難易度が高そうに聞こえますが、行き方は意外と簡単です。
ミュンヘン中央駅
↓ ①電車で2時間
フュッセン駅
↓ ②バスで10分
ホーエンシュヴァンガウ
↓ ③バスで5分 / 馬車で10分 / 徒歩で20分
ノイシュヴァンシュタイン城
①ミュンヘンからフュッセン
まずは電車でミュンヘン中央駅(München Hbf)からフュッセン駅(Fuessen Station)へ向かいます。
所要時間は約2時間。
座席も広々としていて割と快適です。
私たちが訪れたのは2月だったので、車窓から一面の雪景色を楽しめました❄️
②フュッセンからバス
フッセン駅に到着したら、バス(73番か78番)でノイシュバンシュタイン城のふもとの町ホーエンシュヴァンガウ(Hohenschwangau)へ向かいます。
バスの乗り場はフッセンの駅を出て右手すぐの所にあります。バスの所要時間は約10分。
フュッセンを訪れるほとんどの方がお城へ向かうので、人の流れについていけば迷う事はないので大丈夫です。
バスの運行時間は電車の到着時刻に合わせているので、待ち時間はほぼありません。
③ふもとの町からお城へ
麓の町ホーエンシュヴァンガウからノイシュバンシュタイン城へは少し距離があります。お城への行き方は3通り。
移動手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
徒歩 | 20〜30分 | なし |
シャトルバス | 5~10分 | 上り1.8ユーロ・下り1ユーロ・往復券2.60ユーロ |
馬車 | 10~15分 | 上り6ユーロ・下り3ユーロ |
シャトルバスの行き先は、お城ではなく後ほどご紹介するマリエン橋まで直行します。そこからお城へは徒歩10分。
※ 雪が降るとシャトルバス・馬車は運休するので要注意。1月〜2月はだいたいバスは動いていないようです。
徒歩ルート
私たちが訪れた日は、バスと馬車は雪のため運休していたので歩いてお城へ向かいました。
山道を想像していたのですが、ちゃんと道が塗装されていて歩きやすかったです。
歩いている人も結構多かったです。
雪予報だったので一応スノーブーツを履いていきましたが、普通の靴でも全く問題ないと思います。
私たちは歩くのが早い方なので15分ほどでお城に到着しました。
途中に売店が1軒(お土産もあり)、レストランが1軒、そのレストランの前にワゴン販売のドーナツ屋さんが1軒(3つで1.5ユーロ。すごく美味しい)がありました。
バイエルンチケットがお得
ミュンヘン〜ノイシュヴァンシュタイン城への移動にはバイエルンチケット(Bayern-Ticket)がおすすめ。
バイエルンチケットとは、ドイツ鉄道(DB)の各駅電車(IRE,RE,RB,Sバーン)とバス、ミュンヘン市内のUバーン(地下鉄)を利用できる1日乗車券のこと。
このチケットがあればミュンヘン中央駅 → ホーエンシュヴァンガウまで1枚で行く事ができ、しかもかなり安くなります。※特急電車(ICE,IC,EC)には乗れません
ホーエンシュヴァンガウからお城へは徒歩でも行けるので、実質これ一枚でミュンヘン〜ノイシュヴァンシュタインまで行く事ができます。
チケットの購入方法は以下の3通り。
・駅の自動券売機
・駅の窓口(手数料が+2ユーロかかります)
・事前にオンライン購入 → 公式サイト
尚バイエルンチケットは以下の時間内しか利用できないので要注意です。
平日:朝9時~翌日の深夜3時まで
土日祝:午前0時〜翌日の深夜3時まで
バイエルンチケットの料金
バイエルンチケットの料金は州によって変わります。ノイシュバンシュタイン城のあるバイエルン地方の料金はこちら
1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | |
---|---|---|---|---|---|
1等席 | 37,5ユーロ | 56ユーロ | 74,5ユーロ | 93ユーロ | 111,5ユーロ |
2等席 | 25ユーロ | 31ユーロ | 37ユーロ | 43ユーロ | 49ユーロ |
座席は2等席でも十分広いです。
バイエルンチケットは、実は利用人数が増えれば増えるほどお得になるのが特徴。
2人で利用する場合は31ユーロ(約4,000円)なので、一人往復2,000円ちょっとでお城のふもとまで行けちゃいます。
城内入場チケットの購入方法
ノイシュバンシュタイン城への入場は時間指定のチケット制です。
料金は大人1人13ユーロ。
チケットはホーエンシュヴァンガウにあるチケットセンターで当日に購入するか、事前にオンライン予約して、チケットセンターでチケットを受け取ります。
それぞれの方法についてまとめました。
当日にチケットセンターで購入
私たちは天候によってプランを変える予定だったので、事前予約はせず当日に直接チケットセンターへ行って購入しました。
バスを降りてから急いでチケットセンターへ向かったので、5分も並ばずに希望の時間の入場チケットを購入&日本語のオーディオガイドの予約もできました。
後ろにはかなり長い列ができていたので、早めに並ぶ事をおすすめします。
今回は冬だったのでスムーズにチケット購入できましたが、4〜10月頃はチケットを買うまでに1時間ほど並ぶそう😨
冬以外に行かれる方は絶対に事前購入をした方が良いと思います。
このチケットセンターでは、ホーエンシュヴァンガウにあるもう一つのお城ホーエンシュヴァンガウ城への入場チケット(同じく13ユーロ)、ミュージアムのチケットも購入できます。
オンラインでの事前予約方法
ノイシュヴァンシュタイン城の入場チケットは、事前予約は可能ですが事前決済はできません。
ノイシュバンシュタイン城見学の1時間半前までにチケットセンターで予約完了時にメールで届く予約券を見せて、料金を支払う形になります。
混雑時は希望の時間に入場できない事もあるので、事前予約をしておく方が良いかも。
①公式サイトの予約ページをクリック
②ページ下部のRESERVATION FORM(予約フォーム)をクリック
③NEUSCHWANSTEIN CASTLEを選択
④必要事項を入力
*注意事項
・予約の際は有効なクレジットカードが必要です。
・現地時間の2日前の午後3時までに予約をしてください。
・オンライン予約は1.8ユーロの手数料が掛かります。
予約時にクレジットカードの番号を入力する必要がありますが、これは本人確認&手数料の支払いのためのもので、チケットの支払いは完了していません。
・予約時間の90分前を過ぎてもチケットの受取・支払いをしなかった場合は、予約が無効になる上に予約手数料1.8ユーロの2倍の金額が引き落とされるので注意。
・キャンセルは予約時間の2時間前までは無料。予約完了時に届くメールに返信するか、電話での連絡になります。
・オンラインでの予約時に日本語のオーディオガイドの予約もできます。
お城内の見学可能時間
お城の開館時間は時期によって異なり、冬季は閉館時間が早くなります。
4~9月:9~18時
10~3月:10~16時
お城の内部から見える外の景色もすごく綺麗なので、明るいうちに入っておくのがおすすめです。
冬のノイシュバンシュタイン城での服装
冬のノイシュバンシュタイン城はすっごく寒いだろうと思って、服装は完全防備で行きました。
でも冬でも晴れた日は思っているほど寒くないかも?
ヒートテックとホッカイロを大量に持って行きましたが、ノイシュヴァンシュタイン城周辺では結構歩くのでむしろちょっと暑いくらいでした。
あと「冬のヨーロッパでの服装」の記事に詳しく書いていますが、雪が降っている時期はふもとの町〜ノイシュヴァンシュタイン城へのシャトルバスが運休しています。
そのため徒歩で登る必要があるので(徒歩での所要時間は20分程)、歩きやすい靴で行くのがベスト。
ノイシュヴァンシュタイン城までの道は塗装されているので割とどんな靴でも大丈夫ですが、侵入禁止エリアまで行くと雪が積もっているので絶対にスノーブーツがあった方が◎。
(冬の間はマリエン橋までのルートは閉鎖されていますが、柵を越えてお城が見える場所まで行く人も多いです。※自己責任で)
ダウン、手袋、ヒートテック、スノーブーツがあればとりあえず大丈夫かな?って感じです。
私はダウンの下にヒートテックのエクストラウォームと普通のヒートテックを重ねて着てました。
下半身もヒートテックのタイツを履いて。
これで寒さは感じませんでした。
お城付近のおすすめホテル
ノイシュヴァンシュタインをゆっくり楽しむなら、お城の近くもしくはフッセン駅周辺に宿泊するのが◎。
おすすめのホテルはこちら。
ホテル ダス リューベツァール (Hotel Das Rübezahl) |
大自然の中でスパを堪能できる絶景ホテル。 フッセン駅から車で5分、 駅への送迎サービスあり(要事前予約) ホテル内に2軒のレストラン、BARあり。 全室朝食付き&Wi-Fi無料。 |
ホテルの詳細を見る |
ヴィラ ルートヴィヒ スイート ホテル (Villa Ludwig Suite Hotel) |
ホーエンシュヴァンガウにあるホテル。 ノイシュヴァンシュタイン城から約2km。 おすすめはお部屋のお風呂からお城が見える ロマンティック スイート(一泊3万円前後)。 |
ホテルの詳細を見る |
ホテル シュロスクローネ (Hotel Schlosskrone) |
フッセン駅近くにあるホテル。 内装が素敵で可愛らしく、おすすめです。 ホテル内レストラン・コンビニ・BAR、 スパ&フィットネスセンターあり。 |
ホテルの詳細を見る |
お城の内部
ノイシュヴァンシュタイン城の内部は写真撮影禁止です。
ホーエンシュワンガウの町や湖、山々の自然いっぱいの景色を楽しめます。
丁度お城の真後ろにあるベランダになっている部分からの景色ですね。
そのため写真を撮る事ができるのはこのエントランスの部分の外観まで。
写真を撮れなくても、記憶に残る素晴らしい内装を見る事ができるのでお城内へは絶対に入った方が良いと思います。
私は寝室やリビングのロイヤルブルーを基調とした内装が好みでかなり見入ってしまいました。
ちなみにガイドツアーが終わった後のベランダからの景色等は写真を撮っても大丈夫です。
内部にはお土産やさんもあります。
ノイシュヴァンシュタイン城を象ったものが多く、食器やガラス製品なども可愛かったのですが
重くて持ち帰るのが面倒なので、ポストカードを何枚か買いました。
お気に入り♡
ディズニーのお城のモデル
ノイシュヴァンシュタイン城といえば、ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルになったお城!
‥と多くの方が勘違いしているようなのですが(私もそう思っていました)
実は、シンデレラ城はフランスの宮殿やヨーロッパの様々なお城をモデルにしたといわれており、これはガセ情報です。
でも、ノイシュヴァンシュタイン城がディズニーランドのお城のモデルになっているというのは本当です。
正しくは、
シンデレラ城ではなく美女と野獣のお城。
香港ディズニーランドと、カリフォルニアディズニーランドにある2つの美女と野獣のお城のモデルになっています。
Photo:pann-choa.blogspot.com
(ディズニーランドパリにも美女と野獣のお城がありますが、こちらのモデルになっているのはまた違うお城です)
ちなみに香港ディズニーランドは今年の初め(2018年1月)からお城の改装工事が行われており、2019年に新デザインの大きなお城に生まれ変わります!
2020年春には東京ディズニーランドにも美女と野獣エリアがオープンします。
美女と野獣のお城もできるので、ノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしたお城が日本にも誕生するかもしれないですね。
絶景の写真撮影スポット
ノイシュヴァンシュタイン城は、やっぱり引きで見る景色が最高に美しい。
少し離れた所からの、山々に囲まれたお城の景観が最高に素晴らしいと思います。
マリエン橋
ノイシュバンシュタイン城から徒歩15分の所にあるマリエン橋(Marien brücke)は定番の人気絶景スポット。
観光客が必ず写真撮影をしに訪れる場所であり、ノイシュヴァンシュタイン城を訪れたら絶対に行くべきスポットです。
※ ただし‥
冬の間は、凍結して滑りやすくなるのでマリエン橋は封鎖されてしまいます。(乗り越えられない大きな壁が橋の前に取り付けられます)
ノイシュヴァンシュタイン城からマリエン橋へ向かう道の入り口もフェンスで閉ざされてしまうのですが。。
実は、何人かに一人はこのフェンス(2m以上ある)を乗り越えてw マリエン橋の近くまで行きます。
私たちももちろん乗り越えました😏👍笑
しばらく雪道をお城と反対方向に歩いていきます。(※行かれる方は自己責任で)
こちらは塗装されていないので、スノーブーツ必須です。
マリエン橋へは入る事ができないので、その手前の山の部分を少し登ってお城を見ました(少し危ないので要注意)
そこからの景色が、こちら
綺麗・・・!
むしろマリエン橋よりも綺麗かも?
なにより、人が全然いなくて見やすい。
(フェンスを乗り越えてここまで来るのは、プロのカメラマンや20〜30代のカップルくらいなので)
春〜秋のマリエン橋は、とにかくとにかく混みます。
山々の雪景色とお城をゆっくり眺めたい方は、冬のシーズンが一番おすすめです。
穴場スポット
もうひとつおすすめなのが、少し遠目ではありますがテーゲルベルク山のロープウェイ駅のあたりから見るお城の正面と山々の景色。
写真では見えにくいですが、肉眼でははっきりと見えます。
ノイシュヴァンシュタイン城の良さは、お城単体の美しさだけではありません。
一面の壮大な自然と、その中にひっそり佇むお城が素晴らしく綺麗なんです。
この地にお城が建てられた理由が分かるような、この大自然を見ないと勿体ないっ
行き方も簡単で、ホーエンシュヴァンガウから出ているバスで約10分。
Tegelbergbahnと表示のあるバス停で降ります。※このバスでもバイエルンチケットが使えます。
観光客がほとんどおらず、バスで通るルートは地元の方が住むエリアなので移動中も見所満載です。
テーゲルブルクを訪れる方は地元のスキー客がほとんど。
スキーをしている人と、テーゲルブルクの山頂からパラグライダーを楽しんでいる人が結構いました。
私のお気に入りはこのブランコ。
写真には写っていませんが、ここからノイシュヴァンシュタイン城が見えました。
世界一の絶景ブランコ☺️
ちなみにここからスキー場へ向かうロープウェイがあり、そのロープウェイの窓からもお城が見えるようです(結構遠目ではあると思いますが)
ケーブルカーの料金は片道13 €、往復で20,20 €(約2,600円)。
お城の周辺観光
ノイシュヴァンシュタイン城の周辺には、観光スポットがいくつかあります。
ホーエンシュヴァンガウ城
ノイシュヴァンシュタイン城の知名度が高すぎておまけになりがちですがホーエンシュヴァンガウにはもう一つホーエンシュヴァンガウ城というお城があります。
19世紀に建築されたお城で、ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が幼少期に過ごしていた場所。
シュヴァンガウ=白鳥の里の意。
入場料は大人一人13ドル。
こちらもノイシュヴァンシュタイン城と同じく時間指定制なので、チケットセンターで入場時間をチェックしてチケットを購入してください。
アルプ湖
ホーエンシュヴァンガウ城の近くにあるアルプ湖は透明度の高い美しい湖。
白鳥が優雅に泳いでいる、絵のような景色です。
ノイシュヴァンシュタイン〜ホーエンシュヴァンガウ城〜アルプ湖は全て徒歩で移動できるので、散策してみると楽しいです。
フュッセンの街
ミュンヘンから電車で向かう際に利用するフュッセン駅周辺は、可愛らしい街並みが魅力的。
小さな街ですが、洋服屋さんなどが並んでいてショッピングなどにも◎。
カフェやレストランもあります。
お城の近くにあるレストラン
ノイシュヴァンシュタイン城の周りはびっくりする程何もないのですが(本物のお城なので当たり前ですが)、
お城から徒歩5分の所にレストランが1軒だけあります。
私たちの場合はお城に早く着き過ぎてしまったので、ここでドイツビールを飲みながらソーセージを食べてゆっくりできたのがかなり有難かった👍
ノイシュヴァンシュタイン城の写真が描かれているのがちょっとテンション上がる( ^_^)/
料金はビール1杯ずつとソーセージ8本で21ユーロくらいでした。
おわりに
ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城へは個人でもツアーでも簡単に行く事ができるので、ミュンヘンを訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね🌸
一度は絶対に行くべき、忘れることのできない素晴らしい絶景が広がっていますよ!
ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城への日帰り旅、おすすめです( ^_^)/