冬のヨーロッパ旅行って、服装に悩みますよね ( ;´Д`)
今回は冬の海外旅行でのおすすめの服装と、
記事後半では実際の冬のヨーロッパ旅行の際の写真を地域別に載せたので参考までにどうぞ。
冬のヨーロッパでの服装
冬のヨーロッパといっても、北欧と南のエリアではまた気温も全く違いますが・・

基本的にはこんな感じの服装がおすすめ。
冬のヨーロッパって日本人からすると極寒のイメージがあって、北極へ行くのかっていうくらい重装備をする方も多いと思うのですが(実際私もそうでした)
実際はそこまで寒すぎる訳ではなく、東京とあまり変わらないことも多いです。

これは私が実際に12月・1月にヨーロッパに行った時の気温。北欧以外はそこまで日本と変わらないかも?
重たい思いをしてこんなに洋服をたくさん持ってこなくてよかったなと現地でちょっと後悔したり、電車やバスの中が暑くて汗だくになったり(暑すぎて、一緒に旅行していた妹が一度体調不良になりましたw)
そんな経験から、実体験に基づく役に立つアドバイスをまとめます。
アウターはダウンが正解
アウターはコートよりもダウンジャケットを選ぶのが正解かと思います。軽さ重視で。

多少の雨や雪に対応できる素材&フードと襟付きのダウンがおすすめ。
スリ対策にもなる両側のポケットにチャックが付いているもの(できれば胸に内ポケットのあるもの)がベストです。
軽くて暖かいダウンをアウターに着ていると、昼間のヨーロッパの市街観光なら中はカットソー1枚で大丈夫なので荷物が減って◎
ヒートテックがあれば大丈夫
冬の旅行ではとにかくヒートテックが大活躍します。我らがユニクロ( ^_^)/~~~

インナー、タイツ、靴下、カップ付きノースリーブ、、私は全てヒートテックで揃えています。
ただし、新品のヒートテックを着ていくと空港の保安検査に引っかかる事があるので注意。
すぐに通してもらえることもあれば、念入りに全身チェックされる時も(ヨーロッパ旅行で過去2回ありました)
病院のMR検査の時はヒートテック着用禁止ですし、ヒートテックの繊維の中に金属に似た何かが入っているのかも・・?
カップ付きヒートテックが優秀
女性にはこれ。冬の海外旅行にはヒートテックのカップ付きインナーがあると便利。

肌に直接触れるものをヒートテックなどの暖かいものにしておくとすごく温かくなるのでおすすめ。
これがあれば下着を持っていかなくても大丈夫だし、ストレスフリーです。
足元はスノーブーツで
冬のヨーロッパ旅行での靴はスノーブーツがダントツおすすめ。

雪が降っても安心だし、多少の雨なら対応できるし、何より暖かい。
スノーブーツって実は意外と3時間くらいしか防水できないものも多いので、事前に防水スプレーをかけておいた方が◎。
スノーブーツはてっきり全部防水だと思ってました私。
靴下も防寒対策を
足元の防寒対策も忘れずに。

上半身を厚着するよりも、やっぱり足元を温めるのが一番の冷え対策になりますよね。
私のおすすめは
① メンズのヒートテック靴下(レディースのものより厚手で暖かい。意外にもどんなサイズでもフィットします)
② 足の冷えない不思議な靴下(ドラッグストアで買えます)
この二つがあれば大丈夫。
冬のヨーロッパ旅行の持ち物
海外旅行での持ち物は海外旅行の持ち物リストの記事に詳しく書いていますが、冬の旅行であると便利なものはこちら。
ホッカイロ
やっぱりホッカイロは必需品。貼るタイプが便利です。

でも持って行きすぎには注意。ホッカイロって実はまとめて持つと結構重たいんですよね・・・中身砂だもんね・・
前回のヨーロッパ旅行ではリュックにホッカイロをたくさん入れたので肩が凝ってちょっと後悔しましたw
靴用ホッカイロ
街中での観光ならあまり必要ないですが、野外イベントの時や、北欧など特に寒い地域へ行く時は靴用ホッカイロがあると◎

野外でのカウントダウンイベント、オーロラ鑑賞、雪の中の観光の時など。非常に助けられました。
足元を温めると体全体が暖かくなるね。
レインコート
百均のカッパが本当に優秀。雨除けにはもちろん、上着の上から一枚着るだけでびっくりするくらい温かくなります。

100均のレインコートは自衛隊員もおすすめする防寒対策グッズだからね。一枚持っておくと重宝します。軽いし。
百均に売っている300円くらいの少し高めのカッパは生地も少し厚手だし、 暖かさも段違いなのでおすすめ。
風邪薬
冬のヨーロッパは日本の冬以上に乾燥しているので、風邪をひきやすい方は薬を持っていくと良いかも。
風邪薬は海外でも簡単に手に入りますが、効き目がちょっと強かったり体に合わない方もいるので。
手袋・マフラー・ニット帽
必要であれば防寒対策グッズもあると良いかも。北欧など気温の低い地域では寒さで耳が痛くなるので、イヤーマフなどがあると◎
私は極力荷物を少なくしたい派なので防寒グッズは持って行きませんが(多分どこかに忘れてくるから・・笑)、この中であった方がいいと思うのは手袋。
寒い中デジカメで写真を撮っているといつも手が痛くなるので。。
ここから先は、実際冬にヨーロッパ旅行へ行った際の服装を国別にまとめます。
冬のドイツ旅行の服装

時期:12月下旬・2月初旬
訪れたエリア:ミュンヘン、フッセン、フランクフルト
ドイツの現地の人は、全体的にシンプルでモノトーンの服好む人が多い印象。
黒のアウターに下はデニム。靴は黒のブーツなど。夏でも冬でも、こんな感じの方が多いです。
ミュンヘンを訪れたのは真冬の2月初旬。
雪が積もるノイシュヴァンシュタイン城を一目見たくて、一番雪が降りやすい時期にミュンヘンへ行きました。

冬のドイツはものすごく寒いんだろうと思って、ヒートテック数枚とホッカイロを大量に持って行ったのですが。。
ミュンヘンはドイツの中でも南に位置するので、意外とそこまで寒くはありませんでした。
東京の真冬と変わらないくらいかな?

ダウンの下に2〜3枚仕込めば全然寒くないです。足元は、雪の時期ならやっぱりスノーブーツがおすすめ。
マフラーとか手袋もあった方が良いです。私の場合は、こういう小物類はどこかに忘れてきたりするので・・w 便利な手袋付きのダウンを着ていきました。

手袋がダウンにくっ付いていて、隙間から手を出せるんです。ドイツのクリスマスマーケットで食べ歩きする際にも役立ちました◎
フランクフルトのクリスマスマーケットを訪れたのは12月。ちょうどクリスマスの少し前です。


フランクフルトの冬は、東京の冬と変わらないくらいの寒さ。
クリスマスマーケットを訪れるのは夜なので、確かに寒いけれど、歩き回っていると意外とそこまで寒くないかも?
ホットワイン飲んで温まっていたからかな?w

冬のイタリア旅行の服装
時期:クリスマス
訪れたエリア:ローマ、バチカン市国、ミラノ
冬でも比較的暖かいイタリア。日本の冬より暖かく、ヨーロッパの中でも気温が高めです。
イタリアは、日本と同じように南北に縦長の地形なので、北の方に位置するミラノと、真ん中あたりに位置するローマでは気温が異なります。
まず、ローマの冬は日本に比べるとかなり暖かい。冬場の平均気温も九州の南の方よりも高いです。

ローマとバチカン市国でクリスマスイヴを過ごした日は、ダウンの下はカットソー1枚で過ごしました。
イタリアでは、綺麗なコートやストールを巻いたりして冬でもお洒落な格好をしている方が多い印象でした。
ダウンではなく、素敵なコートを着て行けば良かったなと思ったのがイタリア。

翌日のクリスマス当日はミラノで過ごしました。
ドゥオモ周辺で行われるクリスマスマーケットはまたドイツとは雰囲気が少し異なって、イタリアらしい華やかな印象がを受けました。

ローマよりはミラノの方が寒い。でも、実は日本の稚内とほぼ同じ緯度にあるミラノ。
体感でいうと、東京の冬と同じくらいか、ちょっと暖かいかな?
防寒対策重視というよりも、イタリア冬でもお洒落を楽しんだ方が良さそうです。

冬のフランス旅行の服装
時期:年始
訪れたエリア:パリ、ニース、モナコ
イタリアよりも気温がグッと低くなるのがフランスのパリ。
イタリアとフランスってなんとなく日本人からすると似ているイメージがあるので、気温も同じくらいかと思いきや
イタリアとフランスを同時に訪れてみて、その気温の違いに驚く方も多いと思います。

冬のパリは寒い。東京と変わらないくらいの気温です。
また、モン・サン・ミシェルのあるノルマンディー地方はパリよりもさらに気温が低いので、防寒対策をしっかり目に。
反対に、フランスの中でも南の方はすごく暖かい!

年始(1/2〜4頃)にニースを訪れた時は、日中の暖かい日はダウンなしでも歩けるくらい暖かくてびっくりしました。
冬場でも10〜15度前後あるので、
ニースの海の色は、春〜夏は鮮やかなコバルトブルーですが、冬場はもう少し落ち着いた色合いになって、これもまたすごく綺麗(上の写真は冬のニースです)

ニース同様、モナコも年末年始でも比較的暖かく、テラスで食事をしたり、薄着でお散歩したり出来ます。
屋外プールに入っている人も何人かいた(!

バスローブ一枚でテラスに出ても、ちょっと肌寒いかな?くらいの気温。
ニースやモナコは、冬でも過ごしやすいです。

冬のイギリス旅行の服装
時期:カウントダウン、2月下旬
訪れたエリア:ロンドン
イギリス・ロンドンへは、カウントダウンを過ごすため年末年始に訪れたことがありました。

テムズ川でのカウントダウン花火は大迫力で、素敵な思い出になりました。
カウントダウンまで4〜5時間屋外で待機するのですが、真冬なので当たり前に寒い&カウントダウンイベントの行われるテムズ川沿いはとっっても寒いので、バッチリ防寒対策を。
イギリスはヨーロッパの中でも真ん中〜北よりに位置し、日本よりも気温が低いです。
私は防寒対策を万全にして行ったけどそれでも寒くて、ウイスキーをストレートで飲んで体を温めました笑

カウントダウンの数時間後には、ロンドン市内でニューイヤーパレードが行われます

こちらも長い時間立ち見になるので、しっかり着込んだ方が◎
ロンドンはいつも天気が悪いとはよく聞きますが(どんよりした天候が故に鬱病になる人も多いという)、
私たちが訪れた際も例外に漏れずほぼ全日曇り、もしくは小雨でした。
ロンドンはパラパラと雨が降る事も多いので、フード付きの防水のダウンが良いかも。

また、2月下旬に卒業旅行でロンドンを訪れたこともありました。
もうすぐ3月だというのに春の気配は全くなく、真冬の格好で観光しました。
晴れた日は比較的暖かかったけど、曇りや雨の日はかなり寒かった・・
モコモコのパーカを買って、旅行中はずっとそれをダウンの中に着ていました。
ヨーロッパの中でも、ロンドンはやっぱり寒い。
冬のスペイン旅行の服装
時期:クリスマス前
訪れたエリア:バルセロナ
冬のヨーロッパ旅行の中でも、とっても暖かくて驚いたのがスペイン!
訪れたのはクリスマス直前ですが、アウターがいらないくらいの気温でした。

これはさすがに驚くかもしれませんが、主人は屋外プールに入っていたほどw (かなり体感温度高めだと思いますが
真冬のヨーロッパで屋外プールに入れるとは思わなかったw
冬のバルセロナは楽しみ方が色々あって、サグラダファミリアのクリスマス特別イルミネーションを観たり、カンプ・ノウスタジアムでサッカー観戦したり、バル巡りをしながらクリスマスマーケットを楽しんだり。

バルセロネータという海沿いのエリアはさらに暖かく、薄手のカットソー1枚でテラス席でパエリアを食べたりとリゾート感を満喫しました。
生メッシを観にカンプ・ノウスタジアムでサッカー観戦した時は流石に防寒対策バッチリにしたけど・・!

冬のオーストリア旅行の服装
時期:10月下旬、2月上旬
訪れたエリア:ウィーン、ザルツブルク
私たちが2月の初めにオーストリアのザルツブルクを訪れた時、滞在中は雪が降りました。(最後は大雪になりました)

スノーブーツがあってやっぱり正解。
オーストリアもドイツ同様暗めの色の服を好む人が多いようで、ファッション性というより防寒性重視の人が多かったです。
厚いアウターに、マフラーと帽子と手袋、足元はブーツっていうのが標準スタイル。

海外では雨でも雪でも傘をささないで歩く人が多いですが、オーストリアも同様で大雪でもフードを被ってやり過ごす人が多かったです。
海外では結構珍しく(?)ザルツブルクの街中では傘が売られているのを見ましたが、実際にさしている人は観光客くらいでした。

ちなみに秋(10月下旬)にウィーンを旅行した時は、薄手のダウンを着ている人もいればパーカーの人もいました。

割と暑がりの私は、ヒートテックにパーカーで丁度良かったかな。
ウィーン観光も結構歩き回るので、秋なら薄手のアウターがあれば大丈夫だと思います。

冬のハンガリー旅行の服装
時期:10月下旬
訪れたエリア:ブダペスト
ハンガリーの冬は、日本と同じくらいか、日本より寒いかも。
私は秋(10月下旬)に訪れました。秋のブダペストは、日本同様とても過ごしやすいです。
また、首都ブダペストを旅行するなら夜景を観に行く方も多いと思います。

ドナウ川の夜景クルーズはとっても綺麗だったけど、やっぱり夜の川はすごく寒かった。寒さ対策を忘れずに。

もう一つハンガリー旅行の服装で気をつけたいのは、ブダペストには「世界一豪華なカフェ」や「世界一美しいマクドナルド」など綺麗な観光スポットが多いこと。

▲ブダペストの「世界一豪華なカフェ」
ブダペスト旅行の服装は普段より気持ち綺麗目というか、カジュアルすぎない格好の方がお店の雰囲気に合わせやすいと思います。
観光客も多いのでそこまで気にしすぎる必要はないけどね。
冬のチェコ旅行の服装
時期:11月初旬
訪れたエリア:プラハ、チェスキークルムロフ
秋〜冬のチェコはとにかく寒い。周りの中欧の国々と比べて−5度は低いです。

私たちは中欧を周遊していたので同じ時期に何カ国か訪れましたが、チェコだけは防寒対策をばっちりにしました。
10月でも朝晩は1度前後になることも多く、寒いというより痛かった ´д` ;
秋でこれなら、真冬はどうなる事やら・・!

▲世界一美しい街「チェスキークルムロフ」
秋冬のチェコ旅行の服装にも書いていますが、軽くて持ち運びやすいユニクロのウルトラライトダウンがとにかく大活躍・・!
でも天気の良い日の日中は暖かいので、テラス席で食事してもそんなに寒くありません(ブランケットの用意があるお店も多いです)
朝晩と昼間では気温差がかなりあるので、調節できる服装がおすすめです。
チェコは秋でも厚着の人が多かったです。

冬のポーランド旅行の服装
時期:11月初旬
訪れたエリア:ワルシャワ
ポーランドも日本と同じくらいの格好で大丈夫かと。
11月初めのワルシャワはパーカーの下にヒートテック2枚で過ごせるくらいでした。(足元はスノーブーツですが)

ポーランド旅行も結構歩き回るので、普段から履きなれた靴の方がおすすめ。

広場にある野外のレストランのテラス席で夜に食事をしても寒くありませんでした(一応近くにストーブもありました)

冬のアイスランド旅行の服装
時期:1月初旬
訪れたエリア:レイキャビクなど
アイスランドは、名前のイメージのせいかとっても寒い国だと思っていました。
でも実は、その地域に流れる暖流のおかげで、北極圏に接している国にもかかわらず意外にも日本と同じくらいの気温なのです。

ゴールデンサークルなどの自然が多いエリアへ行く際は着込んだ方が良いですが、バスツアーを利用すれば基本的にバス移動になるのでそこまで寒い思いはしません。
また、レイキャビク市内は比較的暖かいので、日本の東京にいる時と同じくらいの気温で大丈夫です。
ただ、オーロラ鑑賞の際だけはバッチリ防寒を。夜に山奥まで行く上に、オーロラはいつ出現するか分からないので長い時間屋外で待機することになります。
靴に入れるホッカイロなども用意してバッチリ寒さ対策してくださいね。
アイスランド旅行の服装に関する詳細はこちらをどうぞ

冬の北欧旅行の服装(ノルウェー・デンマーク)
時期:1月初旬
訪れたエリア:コペンハーゲン(デンマーク)・オスロ(ノルウェー)
1月初旬にデンマークのコペンハーゲンを訪れた時は、まだうっすらと雪が残っていました。
服装はもちろんダウンにスノーブーツで。
コペンハーゲンでは海沿いを観光したり、世界最古の遊園地「チボリ公園」へ行く方も多いと思うので防寒対策をしっかりした方が◎

コペンハーゲンから船でノルウェーのオスロへも行きました。
オスロではアナと雪の女王のモデルにもなったお城や、ムンクの「叫び」を展示している美術館へ行ったり、クリスマスマーケットで北欧雑貨を見てまわったり。
ノルウェーも、冬でも楽しめます。

またヨーロッパは一月でもクリスマスマーケットが開催されているので、一月に北欧を訪れた時も北欧のクリスマスを楽しめました^^
おわりに
冬のヨーロッパは確かに寒いですが、東京も負けじと寒いのでそんなに気温差はないかなという印象です。
特に観光地であれば洋服屋さんは山ほどあるし、H&MやZARAなどのファストファッションブランドも至る所にあるので
そこまで特別な防寒対策をして行かなくてもいいかなあ。というのが実際に冬のヨーロッパに何度か行ってみての感想です。
体感温度は人によって違いますし一概には言えませんが、日本と同じような防寒対策でも大丈夫だと思います( ^_^)/~~~
あと、ユニクロは世界中どこへ行っても手に入る!
海外で買うと高いので出来れば日本で揃えて行った方が良いですが、いざとなれば海外でも手に入るので安心です。
ではでは。