ブダペストといえば、やっぱり夜景!
私はこれまでに世界三大夜景も日本三大夜景も全て訪れましたが、ブダペストの夜景に勝るものはないと今回初めてハンガリーを訪れて思いました。
香港の100万ドルの夜景も綺麗だけど、都会のビル群の夜景とはまた違う、厳かで煌びやかなヨーロッパらしい夜景を楽しめるのがブダペストの魅力。
ハンガリーを訪れたら絶対にブダペストの夜景を観てみてください!
ブダペストの夜景クルーズ
ブダペストの夜景は「ドナウの真珠」「ドナウのバラ」「ドナウの女王」「東欧のパリ」とも呼ばれ、世界的にも有名な観光スポットです。
特に国会議事堂やブダ城、鎖橋は本当に綺麗で、現実なのか夢の世界にいるのか分からなくなる程。
ブダペストの夜景は広範囲に渡って続いており、夜景が見えるスポットも無数にあるので、初めて訪れる時はどこへ夜景を見に行こうか迷ってしまうかも。
そんな時におすすめなのが
ブダベストの夜景クルーズ🌙
クルーズなら全てのスポットが見える!
ブダペストの夜景はドナウ川の両岸に続いているので、クルーズツアーを利用すれば夜景を一気に見ることができるんです。
今回私たちが利用したのは20:40出発の所要時間1時間のクルーズで、ウエルカムドリンクが一杯ついているツアー。
▲私たちが乗ったクルーズ船。
船の前方と後方に屋外のテラス席があり、真ん中部分は屋根と窓付きの部屋になっています。この日は乗船客も少なく夜景がよく見えて快適でした。
出発してすぐに国会議事堂が見えてきます。もう既に夜景が綺麗。
ちなみに船は揺れがあまりなく、船酔いしやすい私でも全く問題ありませんでした。
ブダペストの夜景はどこから?
ブダペストの夜景はどこから始まっているの?という質問がよくありますが、
ブダペスト市内で世界遺産に登録されている橋が3つあり、その中で最も上流に位置するマルギット橋から始まっています。
この橋は出航して3分で見えてきます。
見所①:マルギット橋
1876年に建設された、緩やかなカーブを描いた形状が特徴的なマルギット橋。
第二次世界大戦中にドイツ軍によって破壊されましたが、その後復元されました。
見所②:国会議事堂の夜景
ブダペストの夜景で一番の見所といえば。「美しすぎる国会議事堂」ともいわれる、ハンガリーの国会議事堂の夜景!
あまりに壮大で厳かで、想像の3倍くらい豪華で正直驚きました。凝視しすぎてコンタクトが外れそうになりました。
完成に20年も掛かったというこの建物には、なんと691室もの部屋数があるそう。
こんなに豪華な国会議事堂は世界に二つと無いと思います。
見所③:セーチェーニ鎖橋
次に見えてくるのが、ブダペストにある橋の中で最も古く、そして最も美しい橋と言われるセーチェーニ鎖橋。
圧倒的な華やかさで、ブダペストのシンボルともいえる存在感を放っています。
レインボーブリッジでもベイブリッジでも同じことを思いますが、川の下から見ると橋の大きさがよく分かってなお素晴らしい。そしてまた格段に美しい。
ちなみに鎖橋は上から見るとこんな感じ。(参照:中欧旅行記)
ブダペストの夜景といえばこの景色を思い浮かべる方も多いのでは。
鎖橋は川から見ても丘から見てもどちらも綺麗です。時間がある方は両方ともぜひ。
見所④:ブダ城
こちらも世界遺産に登録されているブダ城地区。丸い屋根が特徴的なブダ城と、その一帯の「王宮の丘」と呼ばれるエリアを指します。
13世紀のハンガリー王は、相次いでモンゴル軍の襲撃を受けたため防衛のためにこの丘にお城を築きました。
幾度に渡る破壊や事故、第二次世界大戦やハンガリー動乱等により当初の建造物はほとんど残っていませんが、1980年代に復元されて現在の姿になりました。
遠目からでも分かる程煌びやかなブダ城とその一帯は、何度も破壊されてきた悲しい過去を感じさせない程に美しいです。
見所⑤:ゲッレールトの丘
ゲッレールトの丘は緑豊かな丘で、自然保護区でありここもまた世界遺産に指定されています。
ゲッレールトの丘から見るブダペストの夜景も綺麗だと有名ですが、昼間に訪れるのもおすすめ。
写真だとよく分からないかと思いますが、実際には大きな丘の上に遠くからでもよく分かる程大きな「自由の像」が立っており、かなり存在感があり目立っています。
見所⑥:エルジェーベト橋
世界遺産に登録されている3つの橋の中で一番下流にあるのがエルジェーベト橋。
この橋はケーブル吊橋で、今では日本でもよく見かける形ですが、当時では例外的に用いられた新しいデザインでした(金銭的事情によるものとも言われています)
3つの橋はどれも第二次世界大戦中にドイツ軍によって破壊されその後再建されていますが、再建後には3つとも全くデザインの橋になっているのも見所ですね。
見所⑦:旧市街聖堂
エルジェーベト橋の袂にあるのが旧市街聖堂(船の向こう側にある緑色の屋根が二つある建物)
こちらはブダペストにある最も古い教会。
ブダペストの夜景はここまでが主な見所です。だいたい片道20分くらいですね。
エルジェーベト橋を過ぎて少し進んだ所あたりで30分経過し、乗船所に向けて折り返します。
復路もまた世界遺産の夜景を反対側から眺めることができるので必見。
有名なスポット以外にも綺麗な教会やホテル、何だかよくわからないけど綺麗な建物(?)もいっぱいあって見所満載でした。(途中で15分くらい屋内にいたのでその間は写真を撮っていません)
最後に国会議事堂と鎖橋のツーショット。
ブダペストの夜景は広範囲に渡ってキラキラとした夜景がずーっと続いていて、あまりに煌びやかで衝撃を受けました。
写真ではすごさが全然伝わらないのが残念。ぜひこの夜景は生で見てみてください。
ブダペストの夜景と治安
中欧は治安が良く、ハンガリーも日本と同じように夜に出歩いても特に問題ないと言われています。
実際に夜23時を過ぎても一人で歩いている女性をたくさん見かけましたし、小さい子供も結構多かったです。
ただ、どんなに治安が良かろうが日没後に女性だけで出歩くのはちょっと心配ですね。
私たちも今回は女二人での旅行でしたので、安全面には十分考慮して旅行計画を立てました。
ブダペストの夜景が見えるスポットとしてはゲッレートの丘も有名ですが、実はここへ行くまでに浮浪者が集まる道を通らなくてはいけないという・・
▲ちょっと見えにくいですが上の方にあるのがゲッレートの丘。結構高い所にあります。
このスポット自体は24時まで開放しており割と人も多いようですが、市内からバスを乗り継いで行く必要があり行き方も少し複雑で。
悩んだ結果今回はクルーズ船での夜景観光を選びました。
乗船所は川沿いの大きな通りにあるし、人通りも多いし徒歩10分の所にトラムの駅もあるし。
女子同士で夜景を見るならクルーズをおすすめします。
ドナウ川クルーズでの服装
私たちが訪れたのは10月の後半で、この日は季節の割に暖かく気温は21℃もありました。
空港から市内へ向かう途中も冬服だと暑くて汗だくになったので、クルーズへは結構薄着で行ったのですが(長袖のヒートテックにパーカー)
船の上は風もあって少し寒かったヽ(´o`
冬の時期の夜風はやっぱり冷たいですので(特に顔が痛かった)、マフラーなどがあった方が良いかも。
クルーズ船には室内の席もあるので、私たちは世界遺産の夜景が見えるエリア以外は室内で待機していました。
テーブルの上にはメニューが置いてあって、軽食やお酒を注文できますよ。
室内も割と寒いけど、風がない分外よりはましかな。
ツアーの予約
ブダペストのナイトクルーズを催行しているツアー会社はいくつもあり、ドナウ川にはクルーズ船が何隻も遊覧していました。
私たちが利用したのはこちらのドナウ川クルーズのツアー。
全て日本語で予約できる上にホテルからの往復送迎付きや日本語オーディオガイド付きのものも選べるので、希望に合わせて選んでみてください。
船乗り場への行き方
船の乗り場は、乗る船によって違います。
ツアーを予約する際に必ず乗船所の場所を確認してくださいね。
ドナウ川沿いに乗船所がずら〜っと並んでいて、その一つ一つに番号があります(私たちが利用した船の乗り場はDOCK 42でした)
私たちはブダペストの中心地であるDeák Ferenc tér駅近くに宿泊していたのでそのエリアから向かったのですが、
チェックインなどを済ませていたら時間がなくなってしまい、市内からタクシーで向かいました。
ブダペストのタクシーはメーター制でぼったくり等もなく安心・安全でした。
Deák Ferenc térから船乗り場へのタクシーでの所要時間は10分で、料金は2,200フォリント(約880円)でした。
ツアー詳細には出発5分前までには必ず船乗り場に着いていてくださいと書いてありましたが、私たちは2分前に着きました・・笑(ギリギリ大丈夫でした)
おわりに
ブダペストを訪れるなら絶対絶対夜景を見るべき!
夢か現実か分からなくなる程に綺麗で、想像以上に楽しめました。
夜景を100%楽しむならやっぱりドナウ川のナイトクルーズがおすすめです。
ではでは🌙