モルディブ旅行は、ホテル選びで全てが変わるといっても過言ではない。
モルディブは1,000以上の島で出来ており、1つの島に1つのリゾートホテルがあります。
他の島への移動はできないので、1回のモルディブ旅行で宿泊できるホテルは基本的に1軒のみ。
(移動する場合は一旦空港まで戻る必要があり、その分移動費も数万円単位で掛かります)
滞在中は毎日同じホテル内で過ごすので、モルディブでのホテル選びは本当に重要!
沖縄の離島に行けば海も雰囲気も島ごとに異なるように、モルディブも島(ホテル)によってかなり違いがあります。
実体験をもとにモルディブでのホテル選びのポイントをまとめたのでどうぞ( ^_^)/
ホテル選びのポイントは6つ
① ハウスリーフの有無
モルディブのリゾートは、まず大きく分けるとハウスリーフ(珊瑚)があるかないかの2つに分かれます。
モルディブのホテル選びってここが一番重要だと思う!
ハウスリーフがある:ダイビングやシュノーケリングが好きな人におすすめ。魚が多い。デメリットは部屋から見える海の色が濃くて少し暗いこと。
Photo:centarahotelsresorts.com
浅瀬でハウスリーフがない:お部屋でのんびりしたい人におすすめ。遠浅で海がすごく綺麗。デメリットは魚が少ないこと。
Photo:anantara.com
ハウスリーフの有無は宿泊者のブログなどを調べるのはもちろん、空から撮った写真を見れば一発で分かります。
私は「ザ・モルディブ!」っていう綺麗な海を楽しみたいので遠浅&ハウスリーフ無し派ですが、こればかりは個人の趣味嗜好によりますね。
ちなみにどこのホテルもシュノーケリングツアー(ボートで沖のポイントまで連れて行ってくれる)などのオプショナルツアーを多く用意していますし、
遠浅にあるホテルでもリゾートの敷地内にハウスリーフが全くない事はなく、シュノーケルスポットは必ずあるのでご安心を。
② ホテルのテイスト
ホテルグループの大元がどこの国の会社なのかというのも結構重要なポイント。
それによって、ホテルの外観や内装、レストランのフードメニュー、スパのメニューまで大きく変わってきます。
インドのホテルグループなら内装もインド風だし、食事もインド料理が多い。スパメニューは本格的なアーユルヴェーダ。
タイ系ならタイらしい料理や内装だし、接客もフレンドリー。
グループの本拠地によってテイストが異なるというのはモルディブに限らずどこの国でも言えることですが、モルディブは似た雰囲気のホテルが多い分どこで差別化するかと言ったらやはりこういう所かと。
特に食事は重要!
料理が美味しくないという事で有名なモルディブですが・・タイ料理とカレーはすごく美味しいです。ほぼ絶対と言っていいくらい外れがない。
料理を重視したい方はタイ系のリゾートが個人的にはすごくおすすめ。
あと親日国のホテルグループだと日本食レストランがある事も多いです。
③ 空港からの移動手段
これも割と重要。
モルディブでは、宿泊費とは別に空港からホテルへの移動費が掛かります。(ホテルでの現地払いです)
移動費はホテルごとに異なり、そのホテルの移動手段がスピードボートなのか水上飛行機なのか、
また空港からホテルがどれくらい離れているかによっても料金が変わります。
スピードボートの場合はだいたい一人あたり2〜6万円。水上飛行機なら10万円前後〜。所要時間も10分〜45分とかなり差があります。
空港に近い方がアクセスは便利ですが、飛行機の騒音問題もあるので注意。
スピードボートで30分前後で行ける島が一番ベストだと思います。
④ オールインクルーシブがおすすめ
モルディブのホテルでの食事プランは
・朝食付き
・朝夕二食付き
・オールインクルーシブ
この3パターンが主流。
オールインクルーシブとは飲食代が全て宿泊費に組み込まれたプランのことで、滞在中はいつでも食べ放題&飲み放題。
オールインクルーシブプランは通常の宿泊料金よりも割高ですが、モルディブは物価が高いのでトータルするとオールインクルーシブの方が安いことも多いです。
ただ全てのホテルにオールインクルーシブプランがある訳ではなく、オールインクルーシブプランがないホテルの方が良いホテルが多かったりもするので見極めも必要。
ちなみに今回私たちはオールインクルーシブがないリゾートに滞在したのですが、1日の食費が軽く5万円を超えてました。笑(朝食は無料でした)
二人ともよく食べるし、私はよく飲みます・・
よく食べよく飲む方にはオールインクルーシブの方がおすすめです。
⑤ リゾート(島)の規模
モルディブはリゾートの大きさでも雰囲気が異なります。
大きいリゾートの方がレストランも多く敷地内施設が充実しているし、広い分ビーチもいっぱいあるので一見大きいリゾートの方が良いと思いがちですが・・
小さめのリゾートの方が一人一人に寄り添うというか、接客が丁寧でかつフレンドリーです。そして小さくて宿泊客が少ないリゾートの方がプライベート感がある。
私たちの場合は主人は小さめのリゾート派で私は大きいリゾート派だったので、両方のリゾートに宿泊しました。
結果やはり主人は小さめのリゾートが、私は大きめのリゾートが気に入りました。
もちろんどちらも良かったです◎
日本でいうと大型リゾートホテルと旅館みたいな違いかなと。
何を重視するかは人それぞれ違いますし、どんな風に過ごしたいかによって選ぶと良いかと思います。
⑥ ファミリー向きか、大人向きか
モルディブのホテルは、小さい子供連れでも楽しめるファミリー向けリゾートと、カップルや夫婦におすすめの大人向けリゾートがあります。
私たちが最初に宿泊したホテルは18歳以下は宿泊できない所だったので、全体的にのんびりしていたし、Barも遅くまで盛り上がっていたりと完全に大人向けでした。
ビーチも静かで、年配のご夫婦が二人でお互いサンオイルを塗りあっていたりすごくいい雰囲気で印象的でした。
ファミリー向けリゾートもまた良さがあって、遠浅で水位が低くパウダーサンドなので海がすごく綺麗。
小さい子供が多いので足元も歩きやすく工夫されていて、珊瑚の欠片などで足を怪我をする事もありませんでした。
それと小さい子供たちが死ぬほど可愛かった。どっちもおすすめです。
でもハネムーンならやっぱり大人向けリゾートがおすすめ。なぜなら子供がいない今しか行くことができないから。
家族が増えたら今度はファミリー向けリゾートに行くっていうのもまた理想ですね。
部屋タイプの分類
モルディブでは同じホテルでも部屋タイプによって料金に大きな差があります。水上コテージと陸地のコテージでは10万円以上変わることも。
ホテルによって部屋の呼び方も違いますが、部屋タイプをざっくり分けるとこんな感じ。※リーズナブルな順に並べてます。
部屋タイプ | 景色 | 特徴 |
---|---|---|
ルーム | ガーデンビュー | ホテルタイプの部屋。部屋から海は見えない。 |
ビーチビュー | ホテルタイプの部屋。部屋から海が見える。 | |
ビーチフロント | ホテルタイプの部屋。すぐ目の前にビーチがある。 | |
ガーデンヴィラ (陸上ヴィラ) | ガーデンビュー | コテージタイプ。部屋から海は見えない。 |
ビーチビュー | コテージタイプ。お部屋から海が見える。 | |
ビーチフロント | コテージタイプ。すぐ目の前に海がある部屋。 | |
ウォーターヴィラ (水上コテージ) | サンライズビュー | 日の出が見える、つまり東向きの部屋。 |
サンセットビュー | 夕日が見える、つまり東向きの部屋。サンライズより人気で若干高め。 | |
ウォータースイート (水上コテージ) | サンライズビュー | プライベートプール付き。日の出が見える、つまり東向きの部屋。 |
サンセットビュー | プライベートプール付き。夕日が見える、つまり東向きの部屋。サンライズより人気で若干高め。 | |
2ベッドルーム | 寝室が2部屋ある。4名用の部屋。 |
せっかくモルディブを訪れるなら、個人的には水上コテージが絶対におすすめです。
ただし中には年齢制限がある水上コテージもあるので、小さい子供連れのファミリーなら陸上ヴィラがおすすめです。
おすすめホテルとランク
モルディブには640軒以上のリゾートホテルがあります。その中で個人的に絶対絶対おすすめのホテルがこちら。
モルディブのトップホテル
・フヴァフェン フシ旅行好きの人にも評価が高いリゾート。満足度の高さがとにかく高い。
・ソネバジャニ水上ヴィラから海に続く滑り台があるのが特徴的。最大のレストランがある事でも有名。
・フォーシーズンズいうまでもなくトップクラスのリゾート。評価が高くリピート率も高い。
・ワン & オンリー リーティ ラ水上コテージから海に飛び出たデザインのハンモックが特徴的。内装が◎。
・ミレイドホー水上コテージの内装が◎。お部屋が広い。
私のおすすめTOP5
・アナンタラ ディグ海の綺麗さがダントツ。タイ系リゾート。食事が美味しい。一番おすすめ。
・アナンタラ ヴェリ18歳以下は宿泊できない大人向けリゾート。スタッフの対応が◎。タイ料理レストランが美味しい。
・タージ エキゾティカインド系リゾート。食事が美味しい。スパとシュノーケリングツアーがおすすめ。
・ニヤマ プライベート アイランドフヴァフェンフシの系列。白を基調とした内装が特徴的。プライベート感がある。
・アミラ フシハウスリーフがある。シュノーケリング好きの人に人気が高い。
コスパが良いリゾート
・センタラ グランド一泊10万円以下で水上コテージ+オールインクルーシブのプランがある。ハウスリーフがある。
・モーベンピック2018年にオープンしたばかりの新しいリゾート。お部屋の内装のデザインが良い。
・コンスタンス ハラヴェリ日本人観光客やハネムーナーに人気。
つい先日までこの中にギリランカンフシも入っていましたが・・年明けに発生した火災により現在は営業を休止しています。→ギリランカンフシで火事
ホテル選びで迷った方へのちょっとしたアドバイスとしては🌴
モルディブでの滞在先を選ぶ時は、ホテルで選ぶよりも部屋で選んだ方がいい。
同じくらいのランクのホテルで迷った時はホテル全体の評判や施設内容で選んでしまいがちですが、モルディブに関してはホテル全体を比較するのではなく部屋を見比べて選んだ方がいい。
その方が確実に満足度が高いです。
「このホテルのレストランが素敵だけど、こっちのホテルの水上コテージがいいな〜」と思うなら、絶対に水上コテージが素敵だと思う方のホテルを選んだ方が良いと思います。
水上コテージ選びの注意点
最後に、水上コテージを選ぶ歳のポイントをさらっとまとめておきます。
同じリゾート内でも水上コテージが何種類かあったりするので、よく見て選んでみてください。
① 1棟独立型のヴィラか?
水上コテージには、1棟1部屋の独立型ヴィラと1棟2部屋(お隣さんと共同のヴィラ)のタイプがあります。
だいたい1泊10万円を超えるお部屋だと一棟一部屋であることが多いように感じますが、念のため確認を。
一棟二部屋のタイプだと料金が比較的リーズナブルというメリットがありますが、プライベート感があまりなく騒音等にも気をつけなくてはいけないというデメリットもあります。
② 水上コテージ周辺の水深
水上コテージの最大の魅力といえば、部屋から海へ直接出られること。
この海が全て同じではないというのがモルディブのホテル選びで一番難しい所。
もちろん満潮・干潮の時間帯によっても水位は変わりますし、1日の中でも朝と夜では水位も変わりますが。事前にある程度調べておいた方が良いと思います。
色々なホテルを比較していて思ったことは、水上ヴィラにしては料金が安いな?と思った所は高確率で水位が高い。
水深が2m以上ある所もあって、ベッドの上にライジャケットが置かれているホテルもあるみたいです。。もう写真からして深そうな所もあるし。要確認。
特に雨季(4月〜10月)にモルディブへ行く場合はさらに水位が上がるので注意。
③ プールが付いているか
プライベートプールが付いているお部屋になると料金が上がりますが、プール付きの方が絶対おすすめです。
モルディブの綺麗な海を見ながらプールで一日中のんびりしたり、夜は満点の星空を眺めながらプールに浮いてみたり。。
プール付きのお部屋とプールのないお部屋と両方の水上コテージに宿泊しましたが、やっぱりプール付きの方が断然満足度が高かったです。
④ サンセット側か、サンライズ側か
水上コテージは部屋の向きによって見える景色が違うのでここも要チェック。
私たちが宿泊したリゾートの一つは東向きのコテージ(朝日が見える:サンライズビュー)と西向きのコテージ(夕日が見える:サンセットビュー)の2つに分かれていました。
だいたいサンセット側の方が人気で、一泊2万円くらい高いです。
私はサンセット側の方がおすすめ。
モルディブの夕日をお部屋から見る時間が本当に最高ですから。。
それともう一つ、西向きだと海が一番綺麗な午前中に逆光にならないというメリットもあります。こっちの方が重要かも。
⑤ オーシャンビューか、アイランドビューか
お部屋から見える景色が、海だけが見えるオーシャンビューか島が見えるアイランドビューかという所でも好みが分かれます。
我が家は私はオーシャンビュー派ですが主人はアイランドビュー派です。
海が好きな人と自然が好きな人で好みが分かれるのかも。
どっちも素敵ですがね( ^_^)/~~~
おわりに
ひと昔前のモルディブ旅行といえば、旅行代理店でのパッケージツアーを利用するのが一般的でした。
しかしここ数年は個人旅行を選ぶ人が劇的に増えましたね🌺
好きなホテルを選んで、好きな航空会社で好きな時間帯のフライトを選んで。
なんでも自由に選べる個人旅行はやっぱり最高ですね( ^_^)/~~~
個人旅行の手順は簡単で、お気に入りのホテルを見つけたらあとはサプライスなどでお得に航空券を取ればOK。
日本からモルディブへの直行便はないので、どこで乗り継ぎするかで悩んでいる方はモルディブへの行き方16通りを参考にしてくださいね。
最後になりますが、モルディブ旅行で一番大切なことは・・
モルディブ旅行はベストシーズンである12月〜3月を選ぶこと!
雨季は雨の日が多いし、なによりまず乾季と雨季では海の色が違います。雨季は水位が高いし、透明度も低いし‥
やっぱり乾季がおすすめです。
では🌺