“世界一食事が不味い” と言われるイギリス。( ̄◇ ̄)
初めてロンドンを訪れた時は、あまりの破壊力に衝撃を受けました。笑
イギリスは食へのこだわりがあまりないそうで、下味を付けたり臭みを取ったり・・という工程を踏まないことが多いらしく、お肉料やお魚料理はちょっと衝撃的なものも多いですw
美味しくないと言われるイギリス料理の中でも、唯一ものすごーく美味しかったのがローストビーフ!
今回のイギリス旅行では、ロンドンで一番ローストビーフが美味しいと言われるロンドンで最も歴史のあるレストランへ行ってきました。
ルールズ(Rules)
訪れたのはここ『 ルールズ(Rules)』
1798年に創業開始したロンドン最古のレストランであり、様々な著名人や国王までもが訪れた老舗の名店です。
ロンドンで知らない人はいないかも。

ローストビーフは実はイギリス発祥の料理で、多くの人に親しまれている伝統的なイギリス料理です。
イギリスではローストビーフは日曜日のランチに食べることから、『SundayRoast(サンデーロースト)』とも呼ばれています。
イングランドの中流階級の使用人は昼食を主要な食事(dinner)としていたため『Sunday dinner』と呼ばれることも。

Photo:Rules.co.uk
ルールズの入り口にはハットをかぶった英国スタイルのドアマンが立っています。
本場の英国紳士に出迎えられちょっとワクワク。
店内に入るとすぐスタッフがコートを預かりに来てくれます。

店内は重厚感がありクラシカルな雰囲気。
私たちが訪れたこの日は12/31でしたが、大晦日にもかかわらず店内にはまだクリスマスの装飾が施されていました。

クリスマスシーズンは店内が普段以上に華やかになって素敵。
ヨーロッパでは年明けまでクリスマスイルミネーションが輝いているので、年末にヨーロッパにいると今日が何月何日だか分からなくなります。笑

ウエイターやドアマンは英国らしく紳士的ですが、意外とアットホームな雰囲気で高級店独特の入りにくさはありません。

私たちの席を担当してくれたウエイターは面倒見の良さそうな女性で、色々と親切に教えてくれました。
映画タイタニックで主人公ジャックに息子のタキシードを貸してくれた「モリー」みたい。
伝わるかなあ?笑
ルールズのメニュー

こちらがルールズのメニュー。
一番人気のメニューはRib of Beef for two (850g) £35.95 /1人前。こちらがローストビーフです。
確か2人前以上〜でないと注文できないと言っていたような。
ローストビーフは出来上がるまでに時間が掛かるので最初に頼んでおくと◎。

赤ワインはEst Ouestのボトルを頼みました。£30.50くらいだったかな。ローストビーフによく合って美味しいです。
ミネラルウォーター(Still)は£3.75。
前菜
まずはCaesarSalad £8.95 (シーザーサラダ)。

このサラダ、すごく美味しくて一瞬で平らげました。サラダってお店によってそこまで大差がないような気がしてしまいますが、サラダがこんなに美味しいって何事。と驚きました。
お次はDuck Rillette £11.95(パテに似たリエットという肉料理)。

現在はメニューに載っていないかも・・?
日本人は前菜やサラダを頼まずメインディッシュだけを頼む人も多い印象がありますが、ヨーロッパの高級レストランではそれではちょっとマナーに欠けるそうで。。
どんなにお腹が空いていなくても、前菜は必ず頼んだ方が良いみたい。
美味しいローストビーフ
さてさてお待ちかねのローストビーフ!一緒に乗っている茶色いものはパイです。

ルールズのローストビーフ、本当に美味しい!
日本のレストランで食べるローストビーフは脂身が多く柔らかいものが多いですが(それも大好きです)、ロンドンのローストビーフはどちらかというと油が少なくて身が引き締まっている感じ?
だから全然胃もたれしないし無限に食べられそう。すごく美味しい。

この頃には結構ワインを飲んでいたので写真のピントが合っていません。笑
写真だと量が少なく見えるけど、実際は結構ボリューミーです。(スプーンがとんでもなく大きいんですw)
これで二人分。満腹。そして大満足。
食後のコーヒー&紅茶
食後にはデザートを頼もうと思っていましたが、お腹がいっぱいだったので私はカプチーノを、主人は紅茶を頼みました。

それぞれ£3.75。

せっかくならイギリスの文化を楽しめる紅茶がおすすめです。カプチーノも美味しいけど、やっぱり紅茶が抜群に美味しかった。
2階はBar

今回は利用していませんが、ルールズの2階はBarになっています。こちらもまたクラシカルな雰囲気で素敵。
お手洗いが2階にあるのでついでにちらっと覗いてみたら、素敵な雰囲気にうっとりしてしまいました。
料金&チップ
お会計伝票は、ルールズの歴史が書かれたパンフレットのような紙に挟まれていました。

記念にこちらはお持ち帰り。
料金は二人で£151.83でした。

請求金額の中にサービスチャージが12.5%含まれているので、チップは不要です。
最後に二人で写真を撮ってもらいました。

一年の最後の食事にルールズを選んで正解だったなー。すごく良かった。

ローストビーフの味はもちろんのこと、この内装や雰囲気がすごく好き。スタッフが紳士的かつ温かい感じも好き。
エントランスにある暖炉やクリスマスの装飾もまた素敵でした。

次のロンドン旅行の際もまたここに来ようと思います。
ルールズの予約方法
ルールズは人気店のためランチタイム・ディナータイム共に混み合うので、事前に予約した方が◎
というか予約なしで訪れている人を見かけなかったような・・。
予約は こちら(日本語)
営業時間は12:00~23:45
(日曜のみ22:30まで)
ドレスコード:スマートカジュアル
ルールズの場所・アクセス
ルールズの場所はロンドンの主要駅Charing Cross(チャリング クロス)駅から徒歩3〜4分の所にあります。
トラファルガー広場から歩いても5分。
35 Maiden Lane, London WC2E 7LB, England
チャリングクロス駅を出たら、Strandストリートという大通りを北東の方角に400m程進み左手に曲がります。
大通りから一本北の通りに入って北東に進むとお店が見えてきます。

↑この日は店前の工事をしていました
ワインレッド色の屋根が目印。老舗店らしく、大通りではなく裏道にひっそりと佇んでいます。
おわりに
ロンドンでローストビーフを食べるならルールズが一番おすすめっ
美味しいものが食べたいならここへ行っておけば絶対正解!
今回の旅行のブログは年末年始のロンドン旅行記に全て書いているのでこちらもどうぞ。
ロンドンの名物といえば、ローストビーフ以外にもアフタヌーンティーやフィッシュ&チップスなどがあります。
こちらの記事も参考に。

