チェコのおすすめグルメ。備忘録♡
palačinky(パラチンキ)
パラチンキとは、薄く焼いたクレープ状のパンケーキでジャムなどを包んだデザートのこと。

Photo:kondice.cz
チェコ語 | palačinky | パラチンキ |
ハンガリー語 | palacsinta | パラチンタ |
日本人からすると完全にクレープです!
フルーツがのったものから、かなりシンプルなものまで種類も豊富。

Photo:magazin.recepty.cz
発祥は古代ギリシャ・ローマで、ラテン語で「平たいケーキ」を意味する「プラケンタ」(Placenta)から来ているとか、
ハンガリーの「パラチンタ」がウィーンやチェコに広まったとか諸説ありますが、現在はチェコで最も有名なデザートの一つ。
チェコにあるカフェで食べることができるので、観光で疲れたら休憩タイムにぜひ食べてみて。
プラハでは観光スポット周辺の路面店でも販売されているので、食べ歩きにもおすすめのグルメ♡
Utopenci(ウトペネツ)
ウトペネツ(Utopenci)はソーセージと野菜を酢漬けにしたもので、ビールとの相性が抜群!

Photo:www.blesk.cz
瓶の中で少なくとも一週間は漬けて作ります。マリネ風の冷たいソーセージっていうのも新鮮ですね。
チェコ語で「溺死した水死体」っていう恐ろしい名前が付いている事でも有名(笑)チェコには、斬新な名前を付けられたものが結構多く存在します。

一緒に漬けた野菜(いわゆるピクルス)をソーセージに挟んだものが一般的。
チェコビールがあるお店では大体ウトペネツもセットでメニューにあります。それくらいチェコでは定番のおつまみ。
チェコのビールによく合って美味しいです!
ソーセージと玉ねぎのマリネの相性が最高◎

もちろん、酢漬けではない温かい一般的なソーセージも人気ですよ!
Trdelník(トルデルニーク)
トルデルニーク(Trdelník)はチェコやスロバキアの名物で、筒状に焼いたパンの中にチョコが入っているもの。(何も入っていないものも選べます)

一応バウムクーヘンの括りに入るようですが、日本で食べるバウムクーヘンとは全くの別物です。
歯ごたえのある揚げパンっていうか、食パンの耳を揚げたものに近いかな?表面に粉砂糖がついていて、食感も良い。
とにかく美味しい!毎日食べたい。
初めて食べたのになんだか懐かしいような、日本人には馴染みのある味でした。

おやつにしては割とボリュームがあるので、二人で半分こして食べました。
日本で食べるコロネに近い食べ物なんだけど、もっと歯応えがあって、食べ応えがすごくある◎
トゥルデルニークはお店によってテイストがかなり違っていて、中にアイスやフルーツが入っているものもあります。

▲チェスキークルムロフにあるトルデルニーク屋さん
プラハでは三歩あるけばトルデルニークのお店があるっていうくらい至る所にトルデルニークのお店があり、
郊外へ出ても何軒かは必ずあるので、見つけたら一度は食べてみてくださいね。
Lángos(ランゴシュ)
ランゴシュはハンガリー発祥の食べ物ですが、チェコでも食べる事ができるんです。生地の主な原料は小麦粉。

上の写真のランゴシュは揚げた薄いパン生地にガーリックオイルとケチャップを塗り、チーズをのせたもの。
ニンニクやバターで味付けされたシンプルなものが一般的ですが、サワークリームとガチョウチーズ、Liptauer、ハム、ソーセージなどをトッピングしたものも人気。

Photo:nemvagyokmesterszakacs.blogspot.jp
サワークリームやヨーグルト、マッシュポテトをトッピングしたジャガイモランゴス(krumplis lángos)や、砂糖やジャムを塗ったデザート風のものもあります。
色々な味のランゴシュがあるので、好みのものを選んでみて◎ 個人的にはガーリック系推し。
結構ボリュームがあるので、二人でシェアするのもおすすめ。
「中欧のクリスマスマーケットが最高すぎた。」の記事でも書いているので読んでくださいね。

Knedlíky(クネドリーキ)
チェコ料理でよく見かける白い蒸しパンのようなものはクネドリーキ(Knedlíky)と呼ばれ、お肉料理などと一緒に出てくることが多いです。

Photo:whats4eats.com
実はこれ、餃子の皮の材料で作られています。見た目は蒸しパンのようですが、パンよりももう少し食べ応えがあってモチモチしている。
東京ディズニーシーにある餃子ドッグのパンの部分に近いといえば分かりやすいかな!?(わかりますか?)

Photo:km-produkt.cz
餃子といえば中国のイメージが強いですが、実は中欧の餃子の歴史はもっともっと古いそう。
Svíčková(スヴィーチコヴァー)と呼ばれるお肉料理と一緒に提供される事が多く、相性も抜群です。
お肉料理やビーフシチューに付けて食べるのがおすすめ♡
Svíčková(スヴィーチコヴァー)
クネドリーキ(Knedlíky)とセットで出てくる事が多いスヴィーチコヴァー(Svíčková)は、牛肉のサーロインやフェレにクリームソースをかけたチェコの代表的な料理。

クランベリーがのったホイップクリームが一緒に付いているものが多いです(ジャムやレモンの場合もある)
お肉にクリームと+クランベリーソースってどうなの?っと最初は思ったのですが、これがすごくよく合って美味しいんです。

クリームでお肉がまろやかな味になって、甘酸っぱいソースでさっぱりするような感じです。
一口食べてすぐに好物になりました。驚く程ビールにもよく合って美味しい!
お肉にホイップクリーム+フルーツソースなんて日本では中々食べられるお店もないと思うので半信半疑になると思うけど・・
チェコを訪れたら絶対に食べてみてね。美味しいから!
そういえば、お肉に生クリームをかけるとお肉がまろやかになって高級肉のようになるって伊藤家の食卓でも言ってたよ!←
Guláš(グラーシュ)
牛肉・玉ねぎ・パプリカなどで煮込んだビーフシチュ、グラーシュ(Guláš)も人気の定番チェコ料理。

Photo:recepty.sk
お肉がとっっても柔らかくて、野菜の旨味が染み込んでいます。
こちらも起源はハンガリー。
プラハにあるほとんどのレストランで食べる事ができる程有名な料理ですので、チェコを訪れたら一度は是非。

これがもう本当に美味しくて、一口食べて衝撃を受けました。
お肉がとろっとろで柔らかくて、野菜やスパイスの味がしっかり染み込んでいて。
日本で食べるビーフシチューを想像しながら食べてみたら全く違っていて、お肉の煮込みに近いというか、
ビーフシチューの中にお肉が入っているという料理ではなくて、お肉から出てきた美味しいエキスを煮込み続けて野菜の旨みを合わせたような贅沢な一品でした。
お肉の美味しさを最大限に引き出した、お肉のためのお肉料理という感じでした(語彙力のなさw
Bramboráky(ブランボラーク)
Bramboráky(ブランボラーク)もチェコの人気料理。

Photo:recepty-top.cz
日本人からすると、チェコ風のお好み焼き+薄いコロッケという感じかな?
すりおろしたジャガイモとニンニクに卵や小麦粉などを混ぜ、両面を軽く焼いた後に揚げて作るチェコの家庭料理です。
ビールにもよく合います!
Chlebíček(フレビーチェク)
サンドイッチとカナッペを足して割ったような、見た目も可愛らしいチェコ風のパン。

Photo:chlebickyletna.cz
トマトやハム、チーズ、玉ねぎ、卵などサンドイッチと同じような具材がのっています。
食べ歩きにもちょうど良いし、ランチにも◎
でも、意外とビールにも合います!
フランスのカナッペとか、スペインのピンチョスとかに近いかも。
日本のハムより塩味が強くて味がしっかりしているので、チェコビールと一緒に食べるのもおすすめ。
Schnitzerl(シュニッツェル)
シュニッツェルは「子牛のカツレツ」とも呼ばれる(豚肉や鶏肉の場合もある)薄いカツレツで、レモンが添えられている事が多いです。

私の大好物の料理です。
レモンをかけてさっぱりいただくのが◎
主にオーストリア・ドイツで食べられている料理ですが、チェコでも食べる事ができます。
ナイフとフォークを使って食べるカツってちょっと新鮮。

脂身がなくさっぱりしているので、日本のカツよりも食べやすいです。
お肉を叩いて薄く伸ばして作るので、キッチンからお肉を叩いている音が聞こえたらきっとシュニッツェルを作っているのでしょう。
こちらも結構ボリュームがあるので、シェアして食べるのがおすすめ。
Králičí(クラリーク)
ラストはこちら。クラリーク(Králičí)とは実はうさぎの事で、ウサギのお肉を使った料理です。

Photo:receptyonline.cz
日本ではあまり馴染みのないウサギ料理ですが、ヨーロッパでは一般的に食べられています。
日本人からすると、ウサギ食べるん・・・?えぇ・・・?
と可愛い飼育用のうさぎをイメージしてしまい一瞬怯んでしまうのですが、日本以外の国では食用うさぎを食べる文化が主流。
特にチェコのように海がない内陸国では、牛肉や羊肉、豚肉、うさぎのような小動物が多く食べられています。
私はも最初はうさぎを食すことに抵抗があったのですが、せっかく中欧を訪れたら一度は経験しておこうと、クラリークを食べてみました。
食べてみた感想は、見た目も味も思っていた以上に鶏肉に近くて、美味しい。
鶏肉よりもう少し肉厚でジューシーで、むしろ鶏肉より美味しい。
「美味しいチキンです」と言って出されたら気づかないと思うほど。
チェコを訪れたら、ぜひ一度は食べてみてください。
おまけ
チェコで観光していると軽食を売っているワゴンをよく見かけます。
一番多いのが上段真ん中にあるくるくるした形のポテト(多分チェコの名物ではない)

パニーニやホットドッグも多いです。
あまりにも多く売られているので、途中からこのくるくるのポテトが気になって気になってw
せっかくならチェコ名物を食べたいので、チェコ料理のためにお腹をとっておきたくて今回は我慢したよ。
でもこれがチェコ名物なんじゃない買って思うくらいにプラハの街中で一番見かけたよ笑
チェコ料理まとめ
チェコ料理に関するまとめ。
・内陸国のため肉料理がメイン
チェコには海がないのでお肉を使った料理が多く、魚料理の場合はマスや鯉などの川魚が多い。
・近隣の他の国の料理も多い
周囲5ヶ国と陸続きになっている地形上、他の国の料理を取り入れたものも多い。特にハンガリーやオーストリアが多いです。
・ビールはマスト
チェコの一人当たりのビール消費量は世界一。それほどビールをよく飲む国ですので、ビールに合う料理も多いです。チェコのビールはライトで飲みやすいのも特徴です🍺
チェコは物価が安く、ビールが一杯100円で飲めちゃう程お財布に優しい♩
お腹いっぱい食べても、思ったほど食費が掛からないのも嬉しい!
チェコを訪れる際はぜひチェコグルメも楽しんでみてくださいね。