以前ハワイに住んでいた経験からハワイでのロングステイに関する記事を書いたら、想像以上に反響があり多くの方からメッセージをいただきました。
参考になったと言っていただけて嬉しいです。
その中で、
「ハワイに住む事のデメリットを教えてください。」
というリクエストがいくつかあったので、今回はハワイ生活での悪い面についても書きました。
ハワイ暮らしって日本人にとっては理想の生活ですが、いい事ばかりではないというのも現実。
ハワイ生活のデメリット
ハワイで生活する中でちょっと困った事や、住む前のイメージと違った事などを色々まとめてみました。
① ゴキブリが多い

これが一番驚かれる事かな?
ハワイはとにかくゴキブリが多いですw
ハワイにあるのは綺麗な海だけではありません。暖かい気候が故にゴキブリや虫も本当に多いんです。
道を歩いていてもよくゴキブリがそこらへんにいるし、ビーサンで踏んだ事も何度もあるし、一番最初に住んだコンドミニアムは部屋の中にも常にゴキブリが2〜3匹いましたww
ただ、ハワイのゴキブリは茶色くて小さく日本のゴキブリのように黒光りしていないので、そこまでの不快感はないです。
ちなみに私は虫とかゴキブリとかは結構大丈夫な方( ̄ー ̄ )
こういう話をすると「ゴキブリ潰せるの?」ってよく聞かれますが、本当に大丈夫なタイプの人って潰したりしないんですよね。なんなら共存できる。笑
ハワイに限らず、海外に住むのであれば虫に一々驚いていたら何も始まらないのです・・
② 部屋に洗濯機がない

ハワイのコンドミニアムは、部屋に洗濯機がない家がほとんどです。
これは騒音の問題だとかなんとか。
コンドミニアムの中にコインランドリーがある事が多いので、そこまで毎回洗濯物を運ぶ必要があります(しかも何故か25セントの硬貨しか使えない所がほとんど)
ごく稀にですが洗濯物を盗まれる事もありますしw、洗濯機で汚いスニーカーを洗う人もハワイではすごく多い笑
さらに、景観を損ねるからという理由で洗濯物は外に干してはいけない決まりがあります(パリなどの観光大国も同様)。
ハワイなら部屋干しでもすぐに洗濯物が乾くので特に問題はありませんが、やっぱり外のベランダで干したいという人も多いですよね。
自分の部屋に洗濯機がないのは結構デメリットですね。→ハワイでの洗濯事情
③ダニが多い

①に似ていますが、ハワイはダニ(ベッドバグ:bedbugといいます)がすごく多いです。
ハワイに住んだことがある人は一度は体験した事がある方も多いはず・・
ハワイに限らず暖かい地域に発生しやすく、特に不特定多数の人が入れ替わり住むコンドミニアムやアパートには出やすいようです。
私もベットバグの被害に遭いました 涙
もう痒くて痒くて一週間以上眠れず、引っ越しするまでは地獄でした。
虫に関するトラブルはやっぱり多いです。
④ バスタブがない家が多い

ハワイといえどもやはりアメリカですので、バスタブがない家が多いです。
毎日湯船に浸からないと疲れがとれないという日本人は多いので、ここが一番苦労する所かもしれないですね。
沖縄の人は湯船に浸からない人も多いと聞きます。私は神奈川の人間ですが、ハワイに住む前から湯船なしで大丈夫派だったのでここも特に困りませんでした。
家賃が少し高めのコンドミニアムであれば浴槽付きの所もあるので、絶対に湯舟に浸かりたいという方は探してみてください。
あと、湯船に浸からなくてもハワイなら海に入ればかなり疲れがとれますよ!
私はよく一人でも浮き輪でプカプカ海に浮かんでました( ̄ー ̄ )笑
⑤ 常に日焼けして黒くなる

ハワイに住んでいると、年中日焼け状態で常に真っ黒w
家の中にいても焼けるし、ちょっと飲みものを買いにコンビニに行っただけでやたらと焼ける事もあります。
若いうちはいいかもしれませんが、あとあと後悔すると思うので常に紫外線対策はしておいた方が良いと思います。
家のベランダで洗濯物を干しただけで真っ黒になったりするのは、たまに嫌気がさす事もありました笑
⑥ 医療費が高すぎる

運よくというか、ハワイに住んでいる間に病院へかかる機会はなかったのですが。
アメリカの医療費はかなり高額です。
盲腸の手術で400万円掛かった、などという話をよく聞きますが、これはただの噂ではなく本当に高いです。
救急車を呼ぶのも日本と違って無料ではなく、1回に付き6万円ほどの料金が掛かります。
ハワイに就労ビザで訪れていた日本人の友達が、休日にハイウェイでバイク事故を起こしてしまった事があって、怪我自体は大したことはなかったのですが怪我の痛みよりも医療費の方が痛いと嘆いていました・・・
⑦ 何かあってもすぐに帰れない

当たり前の事ではありますが‥
日本とハワイには物理的な距離があるので、日本にいる家族に何かあった時などにすぐに駆けつける事ができません。
実際、私もハワイに住んでいる間に身内が病に倒れた事がありました。
すぐに航空券を取って帰国しましたが、それでもやっぱり1日半以上は掛かってしまいました。
日本から近い国に住んでいるのであればまだ帰りやすいですが、日本→ハワイ便の復路は9時間半かかります。
何かあった時の事を常に考えて準備をしたり、覚悟を決めておく事も必要です。
⑧ 貧富の差が激しい

アメリカはザ・資本主義です。
頑張って成功した人はアメリカンドリームを掴めるし、反対に底はどこまでも深い。
ハワイには高級物件を複数所有する富裕層もいれば、カラカウアストリートにはホームレスもたくさんいます。
幅広い階層の人間が半径数百メートル以内に共存しているハワイ。
日本は一応資本主義ですが、本質的には民主主義みたいなものですよね。稼げば稼ぐほど国に吸い取られる。w
自分に何かあった時に国に守ってもらえるという安心感はありますが、頑張った人ほど損するのも日本の仕組みだと思うので‥
貧富の差が激しいというのはデメリットではありますが、そこから這い上がろうとするバイタリティのある人にとっては私は逆にメリットだとも思います。
⑨ 意外と飽きやすい

短期間の旅行で行くハワイは最高の常夏パラダイスで、ここに一生住みたいと思う人も多いと思います。
でも実際ハワイに住んでみると、海があるだけで毎日やる事がない・・・と言う人が意外と多く、2〜3年くらい住むと日本に帰る人も多いです。
私自身はハワイ生活中に飽きたという感覚になった事はなかったのですが、次に海外移住できる機会が来たら違う国に住んでみたいな。とも思います。
それと、意外かもしれませんがハワイで生まれ育った日系人はほぼ100%「生まれ変わったら日本に住みたい」と言います。
日本人はハワイに住みたいと思っている方が多いですが、実はハワイの人は日本に住みたがっている人も多いんです。
自分がハワイに住んでみてこれが一番びっくりした事。自分に今与えられている環境が幸せなものである事に気が付く人は意外と少ないのかもしれないと思いました。
『ないものねだり』をするのが人間の性なのかもしれませんね。
⑩ 人間関係のストレス
自分自身が感じた事はないのですが、これも本当によく耳にします。
ハワイに住むのは、たぶん日本の離島に住むのと同じような感覚。
特にワイキキあたりに住んでいると日本人はほぼ皆知り合いになるというか、とにかく世間が狭い。
友達の友達が友達だったりっていうのはもう当たり前で、だいたい皆繋がっていて
誰と誰が付き合ってるとか、どこの誰が喧嘩してポリスにお世話になったとか、どうでもいいような噂話もすぐ広まりますw

特にハワイでビジネスをする方は、住民同士の助け合いもあれば、目に見えない潰し合いだって確実にあります。
そういうのが苦手な方は少し苦労するかもしれないですね。
ただ、人間関係というのはどこで生きていても必ずあるのものだと思うので。
ハワイに限ったことではないかもしれませんね。
後悔して帰る人もいる
ハワイ移住しようと決心して移り住んだはいいものの、実際に住んでみたらイメージとのギャップに落胆して帰る人も少なくありません。
特に多いのが家族や夫婦で移住した人達。
単身で移住やロングステイしている場合は気が変わったらすぐに日本へ帰ったり住む場所を変える事もできますが、複数人で移住するとそうはいきません。
夫婦喧嘩が絶えなくて奥さんだけ日本に帰っちゃった。とか、子供の教育にはやっぱり日本の方が良いと思ったから帰る。っていうのも結構よく聞く話。

ハワイ移住する人は特に、何度もハワイへ旅行をするうちに移住を考え始め「実際に住んでみる」という事をせずに移住する人が多いです。
どんなに長めの旅行であろうと、「旅行」と実際に「住む」のはやっぱり違うと思うので‥
海外移住を決める前に一度ロングステイをしてみるのがおすすめです。
大半の人は2~3年住んでみたら海外移住欲?が満たされるというか、日本の良さに気づいたりもします。
私の場合は、2~3年住んでみたら満足すると最初から分かっていたので、独身の身が軽い時にロングステイしました。
最初から完全に移住するというのは、博打みたいなものだと思います。
特に老後にハワイ移住を考えている方は、ある程度若いうちに一度住んでみるのがおすすめです。
おわりに
ハワイに住むデメリットはこんな感じでしょうかね。
海外に住むという事は、メリットもあればデメリットももちろんあります。
でもそのデメリットが自分にとってそんなに気にならないものであったり、デメリット以上にメリットが大きいと思える方はやっぱり海外生活に向いていると思います。
海外生活にはトラブルも付き物で、時には悲しい事、辛い事もあると思いますが。
人生の経験値は確実に増えます。
何より、やっぱり楽しい。
楽しむ事が何より一番大事ですね。
これから海外生活をしようと考えている方の参考になれば幸いです。

最初からあまりデメリットばかり気にしていても先へ進めないと思うので、まずは1〜2週間お試しで住んでみるのもおすすめです。
短期間でもレンタルできるおすすめのコンドミニアムは「ハワイでバケーションレンタル!おすすめコンドミニアム」に書いているのでぜひ。
では、また更新します.