海外でのトラブルシリーズ💥
今回は、台湾旅行でタクシードライバーが道を大幅に間違えたため帰りの飛行機に乗り遅れてしまった時のお話。
タクシー会社と航空会社それぞれの対応と、その後の流れについて書いてみます。
自分の想像していたものとちょっと違ってびっくりしたので・・
海外でタクシーを利用する方は一度読んで下さいヽ(´o`
飛行機に乗り遅れるまで
私たちはその日、日本へ帰国するために台北市内から空港バスで桃園国際空港へ向かっていました。
時間に余裕を持ってバスへ乗ったのですが、道が混雑していた影響で予定時刻より1時間半以上遅れて空港へ到着。
さらにバスを降りる際、ターミナル1で降りなければならない所を間違えてターミナル2で降りてしまいました。
全ての発端はここから・・。
ここで間違えた自分たちも悪いんです
( ;´Д`)
タクシー運転手が道を間違える
ターミナル2からターミナル1へは車で5分程の距離があり、シャトルバスも定期的に運行しています。
本来ならシャトルバスへ乗れば良いのですが、私たちの場合はチェックインの締め切り時刻が迫っていたので大急ぎでタクシーへ向かいました。
運転手に急いでターミナル1へ向かうようお願いしたら、「OK!」と素早い返事だったので安心して乗車。。
ところが、出発して5分程経ってもターミナル1に到着しないんですよ( ;´Д`)
なんかおかしいと思って、運転手に「どこへ向かってますか・・?」と聞いたら
「え?台北行くんじゃないの?」
ですってよ( ;´Д`)!
台北市内へは車で約一時間。今、高速に乗って急いで台北へ向かっているんですって。
台北から空港へやってきて、何が楽しくてまた大急ぎで台北に戻らなきゃいけないんだよw
かなりハイスピードで台北へ向かっていたため、急いで空港へ引き返してもらったものの飛行機のチェックインに間に合わない事は残念ながらこの時点で確定(´Д` )
何故こんな事が起こったかというと、普段は中国語を話す台湾人のこのドライバーさん、実は英語がほとんど話せないらしい。
英語がよく聞き取れず、ターミナル1と台北を聞き間違えたと。
全然違うだろって突っ込みたかったけど、そこを責めても時間は戻らないので運転手さんの会社用携帯でタクシー会社に電話してもらって、日本語を話せる方に繋いでもらう事に。
タクシー会社の対応
事の流れを通訳さんに説明したら、乗車賃は頂きませんとのこと。
今回の事への謝罪もありました。
ただし、結果からいうと
ドライバーのミスで大幅に遅れた場合などはタクシー代は無料になりますが、その後のホテル代や新しく取り直す航空券代は全て自腹になります。乗り遅れた航空券代金はもちろん返金されません。
その理由は、タクシーの任務というのは『乗客を安全に目的地まで運ぶこと』ただそれだけなんです。
乗車中の事故などが起きない限り、大袈裟に言えば遠回りしようと何時間遅れようと最終的に目的地に着けば、それで任務完了なのです。
よく考えてみれば、飛行機に乗り遅れた人の航空券代を全て肩代わりしていたらタクシー会社ってとっくに潰れてますよね。
そういった事を利用する悪質な人も増えると思いますし。
国内外問わず言える事ですが、移動手段を選ぶ際は遅れる場合もある事を理解した上で利用しなくてはいけないですね。時間管理も全て自己責任です。
時間配分にはくれぐれもご十分注意を・・というかそんなの当たり前だよって感じですが。( ;´Д`)笑!
どちらかというと、比較的海外旅行に慣れている方の方が初歩的なミスを犯しやすいかもしれないですね・・
航空会社の対応
やっと空港に到着し、疲れきって空港の出発ロビーにある航空会社のツアーデスクへ向かいました。
げっそりしている私たちを見て航空会社のカウンターの若い台湾人のお姉さんがすごく心配してくれて。。
飛行機に乗り遅れた理由を話すと、タクシー会社に憤慨し私たちを慰めながらも
「チェックインの時刻を過ぎてしまったフライトの対応はできない。
航空会社の方で出来る事は、今日宿泊するホテルを提案する事と(この時点で20:30前)、新しく取り直す航空券の案内をする事。力になれなくてごめんなさい」と。
航空会社に非はありませんから、仕方がないです。
ただこの航空会社のカウンターのお姉さん、中国語が話せない私たちに代わってタクシー会社に抗議してくれると言ってくれて・・( ; ; )
タクシー会社のカスタマーセンターに電話をかけ、最終的にはタクシー会社の偉い人まで出てきて、30分程話をしていました。
電話の後、
・目的地の空港までは無事送り届けたので、タクシー会社には運賃を無料にすること以上はできないこと
・タクシーの運転手個人を特定して訴えることもできるが、その手続きが終わるまでは台湾にいなければならないこと、費用も掛かること
を丁寧に説明してくれました。
航空券は自分で取り直すしかないと諦め、帰りの飛行機より一先ず今日の宿泊先はどうするかを考えなくてはいけないなと。。
ふと航空会社のカウンターデスクにある営業時間案内をみると、20:30までと小さな文字で書いてあるのを発見。
営業終了時刻を30分以上も過ぎているのに、当事者である私たち以上に一生懸命対応してくれた台湾人のお姉さん。。
お姉さんは最後まで心配してくれた上に、帰り際に「色々大変だったと思うけど、台湾を嫌いにならないでね。また来てね」と言われ、涙が出そうになりました。
タクシーの件で、台湾にはもう二度と来ない(*`へ´*)と一瞬思ってしまいましたが、このお姉さんのお陰で台湾が大好きになりました。
事前連絡すれば便の変更は可能
今回のような、間に合うと思ったら間に合わなかった!という場合は除き。。
寝坊してしまった時など、もう絶対に間に合わない事が数時間前から分かっている場合には便の変更も可能な場合もあるんです。
♦︎ 大手の航空会社(正規料金)
大手航空会社の正規料金で購入したチケットは事前連絡をすれば便の変更が可能です。
♦︎ 大手の航空会社(割引料金)
早割などを利用して安く購入した航空券の予約変更はできません。
♦︎ LCCの航空券
LCCの場合も変更は可能ですが、別途変更手数料がかかります。
チケットの種類によっては変更できないものもあるので要注意。
※ 出発の何時間前までに連絡をすればいいのか等は航空会社によって異なるので、それぞれの公式ホームページを確認して下さい。
その後
ちなみに私のその後はというと・・
いい機会なのでついでに台湾観光をしてから帰ろうと、結局台湾に2泊してのんびりしてから帰国しました。笑
せっかくならなんでも楽しもう精神 ( ^_^)/~~~
この時初めて海外ホテル予約サイトを使って、海外旅行はツアーではなく個人手配するとかなりお得という事に気がつく事ができた旅でもありました。
色々あったけど、台湾へはまた行きたいです✨
海外でタクシーを利用する方も多いと思うので、誰かの参考になればと思います。
海外でのタクシー利用については「海外の正規タクシーの見分け方とぼったくり回避法」の記事も参考にしてくださいね。
楽しいご旅行を♡
台湾はご飯が美味しくて物価も安く、とてもいい旅でした。
ところが台湾でのトラブルはここで終わらず。。
この後電車が爆発し、台風が直撃するという奇跡の3本立て(笑)
また次回もお楽しみに♡
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